ども、モリーです!
唐突にすみません。
LUMIX S5IIです。カメラ買い替えちゃいました!
カメラ買い替えました~カメラ遍歴
いやぁ~、それにしてもここ1~2年で4台目のカメラなんですよ。
完全にカメラ沼にハマってます。
と言う訳で、まずはここ最近のカメラ遍歴からご紹介を。
SONY α7c
コンパクトなミラーレス一眼として良いカメラだったのですが、ホビー系YouTubeチャンネルを開設した際に下記2点がネックとなりました。
- 良いマクロレンズが無かった
- 4K撮影が30fpsまでだった
ガンプラなど被写体が小さくなったことによって生まれた歪み。
そんな時に発表されたのが下記のカメラでした。
Panasonic LUMIX GH6
YouTuber御用達とまでなったGH5/GH5Sの後継機。
4K 120p 10bit撮影など基本スペックが高く、マイクロフォーサーズレンズが小型でマクロレンズも良さそうだったので買い替えました。
実際に使ってみたところ、マクロ撮影などのスペック的なところよりも、撮れた映像の色合いや音質がメチャメチャ良く、ああ、これだからYouTuber御用達になるのかと感動したのですが、、、
フォーカスが致命的でした。
どんなに良い感じの映像でもピンぼけしてたら意味がない。
やっぱりAF(オートフォーカス)ならSONYなのかと買い替えたことを後悔し始めた頃、今度はSONYから下記のカメラが発表されました。
SONY FX30
あのCinema Line カメラがお手頃価格に。
しかもAPS-C機でマクロレンズも良さそう!という事で発売とともに飛びつきました。
しかし、いざ使ってみると肝心のAFがそれほど良くなかった。
被写体が小さなホビー系だとダメなのか、ちょっとした事ですぐピントが外れてしまう。
そして出来上がった映像も、GH6と比べて色がくすんだ感じで、そして何より同じ外部マイクを使っているのに音質も良くなかった。
期待していたAF性能もイマイチで、撮れる映像もGH6より劣っていた(個人的感想)ことにより買い替えた事を後悔し始めた(こればっかだな)頃、今回買い替えたLUMIX S5IIが発表されたのでした。
Panasonic LUMIX GH6
GH6で唯一不満だったAFでしたが、いよいよPanasonicも像面位相差AFを搭載。
しかもフルサイズミラーレス一眼でありながら価格も抑えられており、レンズキットのレンズも結構寄れるレンズ・・・
買いでしょ、コレは!
と言う訳で、今回に至った訳です。
SONY → Panasonic → SONY → Panasonicと、レンズ資産も使いまわせない頭の悪い買い替えを繰り返してきましたが、今回のLUMIX S5IIは長く使えるカメラであって欲しい!
LUMIX S5II開封します
前置きが長くなってしまいましたが、Panasonic LUMIX S5IIを購入しました。
標準ズームレンズキットです。
同梱物は下記の通り。
GH6に付属していたバッテリーチャージャーが含まれてなかった。。。
価格を抑えるために仕方ないところでしょうか。
結構高いんだよね↓コレ。
購入アクセサリーの取り付け
早速使って行きたいところですが、使い始める前にレンズフィルターと液晶保護フィルムは付けておきます。
購入したレンズフィルターはK&F Conceptのものです。
透過率も良く、薄型なのにコストも抑えられていて、最近レンズフィルターはこのシリーズを買うようにしています。
そして、液晶保護フィルムはKenkoのもの。
まだS5II用は売られていなかったのでS5用のものを購入しましたが、サイズも合っていて問題無く使用出来ました。
ちょっとだけ外観チェック
キットレンズの標準ズームレンズを装着してみました。
マイクロフォーサーズ→APS-C機と使ってきて久しぶりのフルサイズ機ですが、やっぱりレンズが大きいですね。
でもカッコいい!!
天面から見たところ。ダイアルのギラギラがカッコいい。
AFモード(下写真の右親指付近)はS、C、MFとありますが、動画の場合SとCは同じ挙動となるそうです。
左側面。
上からマイク端子、ヘッドホン端子、HDMI端子、USB Type-C端子となっています。
HDMIが標準のタイプA端子になってる点がGood!
右側面。
カードスロットはSDカードのダブルスロットになっています。
検証:FX30との音質比較
お待たせしました!ではSONY FX30と比較しながらじっくり検証していきましょう。
と、いきなり音質比較から。
LUMIX GH6からSONY FX30に変えてから外部マイクの音質が悪くなった気がしたので、今回改めて外部マイクを使った音質比較をしてみました。
使用したマイクは下記のComicaのもの。安物ですが好きな音質なんです。
LUMIX S5IIは動画記録方式により音声フォーマットが変わるので、下記表に記載したもので聴き比べてみました。
カメラ | 動画記録方式 | 音声フォーマット |
---|---|---|
SONY FX30 | MP4形式 | LPCM 48kHz 16bit |
Panasonic LUMIX S5II | MP4形式 | AAC 48kHz 16bit |
(〃) | MOV形式 | LPCM 48kHz 24bit |
聴き比べた結果、SONY FX30は少し籠った音に聞こえましたが、ホワイトノイズも抑えられていたので、内部でノイズキャンセル処理が働いているかもしれません。
LUMIX S5IIの方は、音にメリハリがありクリアな感じ。その代わりホワイトノイズも乗ってましたが、ホワイトノイズは動画編集ソフトでどうにでもなるので、やっぱりLUMIX S5IIの方が好みな音質でした。
LUMIX S5IIの中でもAACによる16bitとLPCMによる24bitの二つの音声フォーマットがありますが、両者の違いはヘッドホンを使って、よ~く聴き比べてみたら微妙にLPCMの方が音質が良い感じでしたが、最終的にYouTube動画になってしまえば、恐らくその差は無いかなという程度でした。
検証:FX30との画角比較
続いては画角の比較です。
これはカメラの性能というよりレンズの性能になりますが、今まで使ってきたレンズがどんな感じに変わるのか検証してみました。
机上から60cm程離れた位置から天吊りしたカメラで撮影したものになります。
SONY FX30の画角
使用したレンズは「SELP1650」で16-50mm(35mm換算で24-75mm)になります。
最大望遠で撮影したものが下記写真となります。
デスクマットの目盛りが一つ1cmとなっているので、縦が15cm程になっています。
最大広角で撮影したものが下記写真となります。
A3サイズのデスクマットですが、縦側が若干見切れている感じですね。
Panasonic LUMIX S5IIの画角
使用したレンズはキットレンズのS-R2060で20-60mmになります。
最大望遠で撮影したものが下記写真となります。
縦幅が20cm程となり被写体のガンプラが小さくなりました。
もう少し寄って欲しいところですね。
最大広角で撮影したものが下記写真となります。
A3デスクマットがすっぽり全体収まっており、机からはみ出てお腹まで映ってました。
ガンプラを被写体とした場合、75mmで撮影出来るSONY FX30(SELP1650)の方が被写体に寄れて良いのですが、LUMIX S5IIはAPC-Cモードで撮影も出来、その場合1.5倍ズームされて実質90㎜で撮影出来るので問題無いかなと思います。
検証:記録方式による画質比較
続いては画質の比較です。って、これも使用するレンズに大きく影響しますが、著者個人の環境においてどれぐらい変化があるか検証してみました。
動画記録方式により映像の差が出るのか気になりますね。
ファイルサイズはなるべく小さく収めたいので、それほど差が出ないのであれば一番小さく収まるMP4形式72Mbpsを常用したいところです。
検証したのは下記記録方式。露出は+1/3(FX30は+0.3)に統一してそれぞれ撮影してみました。
№ | カメラ | 形式 | 仕様 | 圧縮規格 |
---|---|---|---|---|
① | Panasonic LUMIX S5II | MP4 | 72Mbps / 4-2-0 10bit | H.265/HEVC |
② | (〃) | MP4 | 100Mbps / 4-2-0 8bit | H.264/MPEG-4 |
③ | (〃) | MOV | 150Mbps / 4-2-2 10bit | H.264/MPEG-4 |
④ | (〃) | MOV | 150Mbps / 4-2-0 10bit | H.265/HEVC |
⑤ | SONY FX30 | MP4 | 60Mbps / 4-2-0 8bit | H.264/MPEG-4 |
①~④のLUMIX S5IIについては並べてみてもそれほど違いはないように見えます。
この内容ならファイルサイズが抑えらえられる①を常用すれば良いかなと思いますが、H.265は圧縮率が高い分、動画編集ソフト上では動作が重くなるので、そこで問題無ければという感じになります。
⑤のSONY FX30については露出を合わせてみたつもりですが暗い映像になってしまいました。
検証:FX30とのAF性能比較
さて、いよいよ気になるAF性能を比較してみましょう。
SONY FX30のAF性能
まずガンプラに手を重ねて(写真左)、手を退けた(写真右)際にガンプラにピントが合うか試してみたのですが、手を重ねた時点で、手にピントが合いませんでした。
手を上下に動かしてみるとようやくピントが合い、手を退けてみるとガンプラにもピントが合いませんでした。
続いてガンプラを手に持って動かしてみると、手が中央付近に来た際に手にピントが合い、手が中央から離れてもそのまま手にピントが合ったままとなり、中央にあるガンプラにはピントが合わなくなってしまいました。
SONY FX30で撮影しているとこの状況が度々発生します。
ピンボケ具合も撮影時には気付かない程度で、後で編集する際にやっと気付くので、編集時にテンションが下がることがしばしば。
Panasonic LUMIX S5IIのAF性能
続いて同じ様な撮影をLUMIX S5IIでもやってみました。
手を重ねれば即座に手にピントが合い、手を退ければ即座にガンプラにピントが合いました。
同じくガンプラを手に持って動かしてみましたが、中央に手があれば手に、手を退ければガンプラにそぞれちゃんとピントが合いました。
これだよ!これ!!
このオートフォーカスが欲しかった。
この結果だけ見れば、もはやSONYよりもPanasonicの方がAF性能が高いのではと思いました。
検証:FX30との接写性能比較
最後に接写性能を比較しました。
これもどちらかと言えばレンズの性能によるところですが、こちらも著者個人の環境においてどれぐらい変化があるか検証してみました。
SONY FX30(SELP1650)の接写性能
使用したレンズ「SELP1650」の仕様では最短撮影距離は0.25-0.3mとなっています。
広角側(写真上段)と望遠側(写真下段)で、どこまで寄れるのか試してみましたが、ほぼ仕様通りの内容となりました。
特徴なのは広角側でも望遠側でもそれほど距離が変わらないところですね。
Panasonic LUMIX S5MII(S-R2060)の接写性能
使用したレンズ「S-R2060」の仕様では最短撮影距離0.15m~0.4mとなっています。
こちらも仕様通りの結果となりましたが、広角側(写真上段)は被写体手前1~2cmと言うところまで寄れました。
逆に望遠側(写真下段)は下記写真の位置でもピントがあっておらず、もう少し離す必要がありました。
広角側と望遠側で被写体との距離が大きく変わります。
最大撮影倍率について
上記の通り最短撮影距離はLUMIX S5IIの方が短いものの、結局検証時点で被写体を大きく撮影出来たのはSONY FX30の方でした。
被写体をどれだけ大きく撮影出来るかどうかは最短撮影距離ではなく「最大撮影倍率」になるのですが、検証時点でこの事を正しく理解ていませんでした。(カメラ素人で申し訳ない!)
最大撮影倍率は値が高いほど被写体を大きく撮影できることになりますが、SELP1650が0.215倍(35mm換算で0.3225倍)なのに対し、S-R2060は0.43倍となっているので仕様上、LUMIX S5IIの方が大きく撮影出来ることになるのですが、この0.43倍で撮影するには画角を26mmで撮影する必要があったのです。
ちゃんとこの事を理解して26mmで撮影してみれば良かったのですが、この検証では末端の20mmと60mmでしか確認しておらず、検証として中途半端なものになってしまいました。
まとめ
と言う訳で今回はSONY FX30との比較検証を中心に、Panasonic LUMIX S5IIのレビューをお届けしましたが如何だったでしょうか?
色々検証して、音質、画質、AF性能とどの面を見ても満足の行く内容で、買い替えて良かったなぁと思いました。
LUMIX S5IIの中でも、MOV形式で録画した方が画質も音質も僅かにMP4形式より上回ってましたが、このMOV形式が曲者で、WindowsPC上ではまともに扱うことが出来ませんでした。
OS標準のメディアプレイヤーでは再生することが出来ず、MOV形式に対応した専用のプレーヤーソフトですら酷いコマ送り状態でした。
動画編集ソフト上では問題無く扱えたのですが、OS上で気軽にプレビュー出来ないのは辛いですね。
またファイルサイズについても、一分間の動画ファイルで比較したところ、MP4形式が436MBだったのに対し、MOV形式は1.04GBと倍以上のサイズになったので、うちのプアなストレージ環境では厳しいです。
それでも画質に明らかな差が出ればとも思いましたが、並べて比較してみても、MP4形式とMOV形式で大きな画質の違いはなかったので、個人的には(と言うかWindowsユーザにとっては)MOV形式で録画する意味は無さそうです。
ちなみにH265形式の高圧縮でで出力しても、動画編集ソフトでつかっかる様なことはなかったので、ファイルサイズが抑えられる、MP4形式 / 72Mbps / 4-2-0 10bitのH.265形式を使って行こうと思います。
と言う訳で今回の検証は以上となります。
SONY FX30で使用したレンズ「SELP1650」はかなり安価なレンズで、それと比較しても…という感じにはなりますが、他のレンズ(SELP1020G)でも似た様な結果となったので、それほど的外れな結果ではなないと思います。
ある程度ひいき目で見てそうですが、全体通してSONY FX30よりもLUMIX S5IIの方が良かったという結果だったので、満足というか、ほっと一安心と言ったところです。
もうFX30は下取りに出さないといけないので後戻りできませんからね。
これからは、パナTuberとしてこのLUMIX S5IIを長く使って行ければなと思います。
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
コメント