ども、モリーです!
今回は一緒に学ぶ自作PCシリーズの第5回「マザーボード」編です。
超久しぶりに自作PCを作ることになり、最近のPCパーツはどんなのが主流なのか、どんなものを選べば良いのか、自分なりに調べたので、その内容を共有して一緒に学べたらと思います。
と言う訳で今回は「マザーボード」の話なのですが、様々なメーカーから似たような構成の製品が発売されていて、一体どれを買えば良いのか分からなくなりますよね。
基本的なスペックが横並びとなりがちなマザーボードにおいて、スペック以外にも選ぶ基準となるポイントがあるので、その辺りも踏まえ、同じ様に悩んでいる方のために、少しでも役に立てればとまとめてみました。
▼あと、今回購入したマザーボードの開封レビューも併せてお届けします!
マザーボードの選び方
マザーボードはCPUやメモリー等の各パーツや、そのパーツと電源を繋ぐための装置で、人間で言えば神経や血液に当たると言えます。
個々のパーツがどんなに優れていても、それを繋ぐマザーボードが無ければ何も出来ません。
パソコンを一つの機械にまとめ上げるための中心となるパーツになるので、どんなパーツに対応しているのか、高負荷時でも安定して動作出来る品質か等、マザーボード選びは重要です。
と言う訳で、どのような基準でマザーボードを選んでいけば良いのかまとめてみました。
CPUとPCケース
自作PCを作るにあたり、先にマザーボードを決めてしまう人は少ないかと思います。
使いたいCPUやPCケースが決まっていて、それに合わせてマザーボードを選んでいくという人がほとんどでしょう。
CPUや、PCケースが決まると、必然的にそれに対応するマザーボードが縛られてきます。
CPUが決まれば対応するCPUソケット、チップセットが絞られますし、PCケースが決まればマザーボードのフォームファクターが決まってきます。
CPUソケットとチップセット
CPUソケットとチップセットはマザーボードを構成する中心となるパーツです。
CPUが決まれば、それに対応するCPUソケットが必要となります。
最近のIntel製であらばLG1200というCPUソケット、AMD製であればSocket AM4と言った具合です。
また、CPUが決まればチップセットも候補が絞られます。
話題のAMD Ryzen 5000番台シリーズのCPUであれば、X570というハイエンドモデルか、B550というミドルレンジモデルといった具合です。
チップセットの違いまで説明すると長くなるので割愛しますが、X570とB550チップセットの違いを簡単にまとめると下記表の通りとなります。
フォームファクター
フォームファクターとはマザーボードの大きさを定義した規格で大きい順に、
ATX > MicroATX > Mini-ITX
と、大きく3種類に区分けされます。(厳密にはもっと規格がありますが)
PCケースによってはマザーボードのサイズ制限があったりするので、必ずPCケースに対応したフォームファクターのマザーボードを選びましょう。
欲しい機能・要望(ニーズ)をまとめる
同じCPUソケット、チップセット、フォームファクターを持つ製品は各社から出ています。
どれもこれも似たような製品になっていて、どのメーカーのどの製品が良いのか迷うかと思います。
そうなると必要となるのは、マザーボードに求める機能や要望を洗い出すことです。
洗い出されたニーズに一番マッチした製品を選ぶということになります。
機能や要望の例)
- オーバークロックでも安定して動くこと
- 拡張カードがたくさん刺せること
- Thunderbolt端子があること
- グラボや他のパーツとメーカーを揃えたい
- 日本語サポートがあること
自分の場合は以下のような感じでマザーボードを選びました。
- Ryzen 5000番台が使えること(CPUによる制限)
- Mini-ITXであること(PCケースによる制限)
- PCケースのフロントパネルにあるUSB type-C端子が使えること
要望としては少ない方だと思いますが、フロントパネルのtype-Cに対応したMini-ITXマザーボードが意外と少なく、これだけで候補がぐっと絞られました。
ニーズをまとめた上で、それでもまだ複数製品被る場合は、もう一番安い製品を買いましょうw
B550-I 開封レビュー
ここからは今回購入したマザーボード「ASUS ROG STRIX B550-I GAMING」を紹介します。
▼こちらの製品です。
▼初めてMini-ITXのマザーボード買いましたが、パッケージから小さいですね。
▼パッケージ内部は2段構成になっていて上段にマザーボード本体が入ってました。
Mini-ITXのマザーボード小っちゃ!まさに手のひらサイズです。
▼パッケージ下段にはマニュアルや付属品が入っています。
▼パッケージ内容はこんな感じで盛り沢山!
マザーボード本体確認
マザーボード本体を詳しく見てみましょう。
▼まずはマザーボード表面。
① | CPUソケット | AMD製CPUに対応したSocket AM4 |
② | メモリースロット | DDR4スロット最大2枚(Mini-ITXの制限) |
③ | バックパネルインターフェース | (後述参照) |
④ | M.2ソケット | ヒートシンクの下にM.2が装着可能 発熱の高い高速なNVMe接続のM.2 SSD向け |
⑤ | PCI Express 4.0×16スロット | CPUによってはPCI Express 3.0×16に制限 |
▼PCIeスロットは金属パネルで補強されています。最近のグラボは重いからね。
▼マザーボード裏面にもM.2スロットが一つ。
こちらはヒートシンクが付けられないので発熱の少ないSATA接続のM.2 SSD向け。
▼バックパネルインターフェースは下記の通り。
(a) | DisplayPort 1.4 ポート | GPU統合型のCPU使用時に利用 |
(b) | HDMI 2.1 ポート | (同上) |
(c) | USB2.0 type-A ポート | 下記BIOS FlashBack利用時は、 ここにBIOSファイルを入れたUSBメモリーを刺して使う |
(d) | BIOS FlashBack ボタン | 電源とUSBメモリーだけでBIOSを更新する機能 最新CPUが認識せず起動出来なくてもBIOS更新出来て便利 |
(e) | USB 3.2 Gen2 type-A ポート | USB 3.2 Gen2対応のtype-Aポートが3つ |
(g) | イーサネットポート | 2.5Gbpsの有線LANポート(Intel製) |
(h) | USB 3.2 Gen2 type-C ポート | USB 3.2 Gen2対応のこちらはtype-Cポート |
(i) | 無線通信用アンテナポート | 無線LANだけではなくBluetoothのアンテナにもなるので、 利用する場合は必ずアンテナを接続しましょう |
(j) | オーディオポート | 標準的なスピーカー出力、ライン入力、マイク入力端子 |
(k) | USB2.0 type-C ポート | ASUS独自の高品質なオーディオ出力に対応(ケーブル付属) 通常のtype-Cとしても使えるが2.0と低速なので注意 |
▼バックパネル部分にもヒートシンクがあり、綺麗に整列されたコンデンサを冷却。
昔のマザーボードのコンデンサーって丸い筒状の樽のようなものが散らばっている感じだったけど、これだけでも高品質なマザーボードに見えます。
まとめ
今回はマザーボードの選定ポイントの解説と、購入したASUS ROG STRIX B550-I GAMINGの開封レビューをお届けしましたが、如何だったでしょうか?
基本的にマザーボードの構成は昔から大きく変わってないですが、ガラスパネルのPCケースが増えたおかげか、見た目も格好いい製品が増えましたね。
Mini-ITXマザーボードで自作したことが無いので、パーツや配線の取り回しに苦戦しそう。。。
組み上げるまで不安が募りますw
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
コメント