うちの車のCX-8は、フロントガラスにあるセーフティセンサーが大きく、ミラー型のドラレコを付けてもセーフティセンサーが映り込んで、ほとんど何も映らない状態となり実用性が無い製品ばかりでした。
それを打破してくれたのが、AUTO-VOXのV5という製品です。
V5の特徴は、ミラー型ドラレコとしては初めて日本車(右ハンドル)用に運転席側にカメラが配置されており、セーフティセンサーの映り込みが少なく済むという重宝したモデルでした。
概ね大満足の製品だったのですが、ただ、幾つか不満点もありそこは我慢して使っていました。
今回はこのV5のプロモデルと言うことで、V5の不満点がどれほど解消されているか確認していきたいと思います。
AUTO-VOX V5の不満点
まずはAUTO-VOX V5の不満点を列挙します。
- 後付け感がある
- サイズが微妙に小さい
- 起動音が爆音
- ミラーとして使えない
- 撮影で白飛びする
では、一点ずつ説明していきます。
①後付け感がある
V5は純正ミラーに被せて使うタイプなので、配線がむき出しで見えて居たり、後はミラーに固定するためのゴムバンドが見えていたりして、どうしても後付け感が出てしまいます。
②サイズが微妙に小さい
CX-8の純正ミラーが少し大きいのか、装着してみると幅が少し足りず、V5を被せても純正ミラーが横からはみ出して見えてしまいます。
また、厚みも結構あるので、取り付けのためのゴムバンドがパツンパツンになっており、切れてしまうのではないかと不安でした。
③起動音が爆音
エンジン掛けてV5が起動すると必ず起動音が鳴るのですが、これがまた尋常じゃないぐらいの爆音なんです。
寝ている子を起こす勢いの音量で、また設定で起動音をオフにすることも出来ないため、かなりのストレスに。特に夜更け等に出かけると周囲に迷惑掛けるんじゃないかと思う程。
仕方なしに本体裏にあるスピーカー部分(下写真の上下二つ)に布テープを貼って、ボリュームを抑えるようにしていました。
ただ、この部分って熱を逃がすための排気口にもなっていると思うので、これから暑い時期を迎えるにあたり不安がありました。
④ミラーとして使えない
V5は画面表示を切ることで通常の鏡のルームミラーとして使うことが出来るのですが、これが鏡と言うよりも黒いプラ板を見ているようで、通常の鏡と見比べるとどうして見えづらく使えないものでした。
V5の画面表示だと車内を確認することが出来ないので、たまにリアシートに座っている子供たちの様子を確認する時に使えれば良かったのですが。。。残念。
⑤撮影で白飛びする
最後5点目は夜間時の撮影が白飛びするところ。
V5にはHDR機能といって、明るい所と暗い所のバランスを取って撮影するようになっているんですが、これが、CX-8だとフロントライトの照射がちょうど前方の車にあたっていて、録画データを見てみると、ナンバープレートが確認出来ない事がありました。
ナンバープレートって、いざと言うとき、一番必要となる情報だと思うので、
これが確認出来ないとなるとドラレコとしてはツラいですね。
この様に5点、不満点を挙げましたが、果たしてV5 Proとなってどれ位解消されているのか、確認していきたいと思います。
開封の儀
では、早速V5 Proの中身を確認していきたいと思います。
と、その前に外箱ですが、これはV5とそっくりのパッケージですね。
元々V5のパッケージが洗礼されていて好きだったのでこれは嬉しい。
V5の外箱と比べて、幅は若干小さくなりましたが、厚みが大きく増しました。
これはドラレコ本体に、車体に付けるためのブラケット(ルームミラーのネック部分)が付いた為でしょうね。
箱の中の内容物は以下の様になっています。
V5は電源ケーブルがシガーソケットに挿すタイプでしたが、V5 Proとなって駐車監視機能に対応したケーブルが標準で付属しています。
その為、ヒューズから電源を取るための低背型ヒューズも付属していました。
あとは、色々な車載に取り付けられるようアダプターが二つ付いていましたが、CX-8であれば、このアダプターは不要で、そのままポン付けすることが出来ました。
製品確認
まずはV5 Pro本体ですが、ケーブルがブラケットに隠れてい一本出ているだけで、純正ミラー交換型なのでもちろんゴムバンドもありません。
もうこの時点でV5の不満点だった「①後付け感がある」と「②サイズが微妙に小さい」を解消してしまいました。
まぁ、これは実物見るまでもなく最初から分かっていたことですが(^^ゞ
また、物理ボタンが一切なく、本体下にカバーがあり、ここにMicroSDカードを刺すためのスロットが隠されていました。
ミラーの形はV5とそっくりで、V5の不満点として挙げていた「④ミラーとして使えない」という点ですが、残念ながらV5 Proもさほど差がありませんでした。
あまり鏡のようにしてしまうと、今度は画面の映り込みが激しくなって、デジタルインナーミラーとしての使い勝手が悪くなりそうなので、これは仕方ないところですかね。
ただ、若干黒が引き締まった感じに見え、反射が抑えられているように感じます。
本体裏を見てみると、V5と比べて印象がかなり違います。
V5が直線的で近未来感のあるデザインでしたが、V5 Proは純正ミラーと交換しても違和感が無いよう丸みを帯びた形になっています。
ここで気になる点が出てきました。それはフロントカメラの位置です。
V5は純正ミラーに被せるため、カメラが外側にスライドし、その効果もあってセーフティセンサーの映り込み少なく済んだのですが、V5 Proは純正ミラー交換型のため、フロントカメラの位置が固定されており、その分セーフティセンサーに近づいてしまうことになります。
レンズ自体は左右上下に動くようになっていますが、この違いがどう影響するかは実際付けてみて確認しようと思います。
リアカメラや、GPSユニットは外見上はV5のものと違いが判りません。
ただ、リアカメラは画角がV5の150度からV5 Proでは145度に仕様変更されているため、中身は違っているようです。
動作確認
最後に電源に繋げて簡単に動作確認と設定項目を確認していきたいと思います。
まず電源に繋げて起動してみると、「AUTO-VOX」というロゴマークと、V5と全く同じ起動音が流れ立ち上がりました。
起動音はV5と比べて若干抑えられているように感じました。起動時間もV5と同様速い方だと思います。
起動されるとまずリアカメラの映像が表示されます。
画面をタッチすることで各種機能へアクセスするためのボタンが表示されます。
各ボタンの機能は左から下記の様に並んでいます。
その他、時計部分をタッチすることで時計表示のオン/オフ、また画面中央上のスライダーで明るさを変更することが出来ますが、こちらはオートにしておけば、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動で調整してくれます。
それ以外の画面を長押しするこでアクセサリモードにすることが出来ます。
こちらはカメラの映像を切って、通常のミラーにスピードメーターとコンパスを表示するモードになります。
更に長押しすると完全に画面表示をオフにすることが出来ます。
録画を止めて歯車の形をした設定ボタンを押すと設定画面が表示されます。
設定項目は録画モードと一般設定に分類されていて、各設定項目は下記の通りとなっています。
最近のドラレコにしては設定項目は結構シンプルですね。
そしてここで朗報が!
音量をオフにすることで起動音が鳴らなくなりました!
これは嬉しい!V5の不満点「③起動音が爆音」が解消されました!
と言う訳で今回はここまで。
次回はV5 Proの取り付けと、実際使ってみての動作レビューをお届けします。
お楽しみに!
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧下さい!
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