ども、モリーです!
ミラー型ドラレコを定着させたパイオニアメーカーAUTO-VOX社から新しいドラレコ「AUTO-VOX X6」が登場しました。
フロントカメラがドラレコ本体から分離したタイプとなっていて、好きな場所にフロントカメラを設置出来るのが特徴となっています。
この手の製品は既に販売されているものがありますが、AUTO-VOX社と言えば高い品質の製品が多く、AUTO-VOX社が出したフロントカメラ分離式と言うだけで期待が高まります。
今回はX6を手に入れることが出来たので、じっくりチェックしていきたいと思います!
AUTO-VOX X6 開封~内容物確認
▼パッケージはこんな感じ。白い箱に青い帯で包んだAUTO-VOX定番のパッケージですね。
▼内容物は下記の通りです。
AUTO-VOX社の製品にはMicroSDカードが含まれていないので別途準備が必要です。
また、このドラレコには駐車監視機能が搭載されていますが、駐車監視機能を使用するには別途接続ケーブルが必要となります。
AUTO-VOX純正のケーブルはまだありませんが▼この製品で代用出来るとのことです。
駐車監視機能を利用されたい方は上記ケーブルも併せて購入しましょう。
AUTO-VOX X6 本体確認
▼本体表面。モニターサイズは9.35インチと圧迫感もなく絶妙なサイズ。
▼純正ルームミラーに被せて装着するタイプですが、ミラーによってははみ出してしまいます。
▼また自動防舷機能付きのミラー等、純正ミラーの厚みがある場合は、このようにゴムバンドがビッチビチになります。装着するの怖かったw
▼本体天面にはMicroSDカードスロットとケーブルがあります。
ケーブルはUSB等ではなく本体直付けのもので少し太めになっています。
▼本体底面には電源ボタンと、その左隣に感光センサーがあります。
感光センサーによりモニターの輝度調整が自動的に行われます。
▼本体裏面にはスピーカーが一つだけありました。
▼フロントカメラはGPS内蔵となっていて、別途GPSユニットは必要ありません。
フロントガラスに直接貼り付けるタイプとなっており、カメラレンズは角度調整が出来ます。
▼リアカメラはこれまで使ってきたAUTO-VOX製品のものと区別がつきません。ただ、映像品質は製品により違いがあるので、見た目から全く同じカメラであるかどうかは判断できないですね。
卓上で動作確認
▼この製品はドラレコとカメラが全て分離式になっているで、それらを結線する4股の電源ケーブルがあります。
黄色いコネクターがドラレコ本体、白いコネクターがフロントカメラ、赤いコネクターがシガーチャージャー、そして黒いコネクターがリアカメラ用ビデオケーブルにそれぞれ繋がります。
▼ケーブルを全て繋げて通電したところ無事起動しました。
デフォルトではリアカメラの映像が表示されます。
▼メニューにある画面切り替えアイコン(左から2個目)により、画面表示を切り替え出来ます。
こちらはリアカメラ(左)とフロントカメラ(右)の同時表示。
▼もう一度画面切り替えアイコンを押すとフロントカメラのみの表示に切り替わります。
もう一度画面切り替えアイコンを押すとデフォルトのリアカメラの映像に戻りました。
▼画面を右にスワイプすると、いつでも駐車ガイドラインの表示に切り替わります。これは今までのAUTO-VOX製品には無かった操作ですね。(知らないだけで今までもあったのかな?)
▼電源ボタンを押すとアクセサリーモード表示となり、車速(左)と方位(右)が表示されます。
▼メニュー表示すると上部に輝度調整を行うスライダーがありますが、感光センサーにより自動的に輝度調整が可能です。
設定の呼び出しはメニュー一番右側の設定アイコン(歯車)から。
▼設定メニューの構成もAUTO-VOX定番のものとなっていました。
取付後の動作確認
では、車への取り付けです。取付車両はマツダCX-8になります。
▼フロントカメラの位置は運転席側でセーフティセンサーのすぐ隣に貼り付けました。
▼ドラレコ本体上部から太いケーブルが出ちゃいますが、普通のミラー型ドラレコの場合、USBケーブルになっているので、USB端子が無い分、スッキリとした印象になります。
▼モニターオフの場合、通常のルームミラーのように後方確認が出来ます。
▼天井裏の隙間に電源ケーブルを配線することになりますが、分岐の部分が固く、ケーブルも太めなので結構取り回しに苦労しました。
▼今回は駐車監視機能用のケーブルは使わなかったので付属のシガーチャージャーから電源を確保。
マツダCX-8の場合、助手席足元の目立たない場所にあるため、そこからグローブボックスの裏側に通して配線しました。
▼リアカメラは車内リアガラスの上部に取り付けました。
▼そのままリアカメラを取り付けると角度が足りず画角が下の方を向いてしまうため、台座(マグネットクリップ)の上に付けました。
▼付属のブラケットで角度を付ける事も出来ますが、ミョーンと伸びてしまい視界に入って邪魔だったので使用しませんでした。
▼エンジンを掛けたところ無事起動。ちゃんと配線する前に動作確認は先にやりましょう。
▼バック連動線も繋げたので、バックギアに入れると駐車ガイドラインが表示されます。
駐車ガイドラインは自分で自由に設定することが出来ます。
また、このX6では画面を左にスワイプすると駐車ガイドラインが表示されるので、バック連動線を繋げなくても駐車ガイドラインを見ることが出来ます。(操作は手動となってしまいますが)
▼地デジを見てみましたが電波干渉もなく、地デジ対策もバッチリのようです。
走行時の動作確認
走行してみてデジタルインナーミラーとしての使い勝手をチェックしてみました。
日中帯での動作確認
解像度感はソコソコ、動きの滑らかさと言う点でもソコソコと言った感じ。
以前紹介したAUTO-VOX T9が解像度感、滑らかさ共に非常に良かったので少し残念ですね。
コントラストが高めな感じはAUTO-VOX V5 Proに似た傾向の映像と感じました。
日陰や夕暮れ時など黒潰れしやすいが、色鮮やかに見える点もV5 Proと同じです。
夜間帯の動作確認
夜間帯でも映像品質は同じ傾向でコントラストが強めですが、暗い場所でも視認性は良いです。
気になったのは映像が頻繁にチラつき、薄暗い車内ではチカチカと明転して気になりました。
V5(無印)もそのような感じがあったので、X6になってもこの点は改善されていないようです。
録画ファイルの確認
フロントカメラの録画ファイル
フロントカメラの録画ファイル仕様は下記の通りです。
解像度 | 1920×1080 FHD |
画角 | 145度 |
フレームレート | 27.5fps |
録画フォーマット | QuickTime(H.264)形式(拡張子.mov) |
画角が145度と超広角ではなので、両端が少し魚眼レンズのように湾曲しています。
コントラストは弱めでその代わり暗い所も黒潰れなく録画されています。
左下部分に少しだけセーフティセンサーが映り込んでいますが、それはフロントカメラをセーフティセンサーのすぐ隣に貼り付けた為で、フロントカメラの位置をずらせば完全に映り込みを防ぐことも出来ます。
▼フレームレートが27.5fpsということで、東日本でも西日本でもLED信号は問題なく撮れます。
▼夜間帯の映像では、HDRが効きすぎているのかコントラスト強めで明暗くっきり分かれる印象。
リアカメラの録画ファイル
リアカメラの録画ファイル仕様は下記の通りです。
解像度 | 1920×1080 FHD |
画角 | 150度 |
フレームレート | 25fps |
録画フォーマット | QuickTime(H.264)形式(拡張子.mov) |
リアカメラの方が画角が150度とフロントカメラと比べて5度広角となっているものの、フロントカメラで見られた両端の歪みはそれほど無く自然な映像に見えます。
フロントカメラより若干暗めに見えますが、リアのプライバシーガラス越しの影響だと思われます。
フロント・リアともカメラセンサーはSONYのIMX307を採用しており、STARVIS対応で暗視性能に優れたものになっています。
▼ただ、HDR機能の影響か録画ファイルでも少し明転するようなチラつきがありました。
自動防舷機能は有効に機能しており、後続車のヘッドライトのまぶしさも軽減されていおり、ナンバープレートも読み取ることが出来ました。
まとめ
と言う訳で、今回はAUTO-VOX X6のレビューでしたが、如何だったでしょうか?
このドラレコの一番の利点は、やっぱりフロントカメラを自由に設置できる点ですね。
最近はうちの車の様に大型のセーフティセンサーの付いた車も増えてきているので、同じようにセーフティセンサーの映り込みを気にする人にとっては需要のある製品だと思います。
コントラスト強めで暗い部分が黒潰れするところもありますが、逆に言えば彩度が高く色表現がくっきりとしている印象でした。
今回はプロモデルではなくミラーに被せるタイプのドラレコなので、ゴムバンド等、後付け感は多少ありますが、その代わり価格が安めに設定されているので、フロントカメラ分離式であまりドラレコにお金を掛けたくないという方にはピッタリの製品かと思います。
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
コメント