【ガンプラ再入門】「ガンダムマーカー エアブラシ」で初めてのエアブラシに挑戦した結果…失敗しました

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ども、モリーです!

親父のガンプラ再入門、第五弾の今回は、いよいよ「エアブラシ塗装」に挑戦していきたいと思います!

とは言え、いきなりコンプレッサーとか、ハンドピースとか、難しそうな話はまだ敷居が高いので、まずは最初の一歩として「ガンダムマーカー エアブラスシステム」から始めてみたいと思います。

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ガンダムマーカー エアブラシシステム

改めました、今回のお題で使用するツールは下記となります。

こちらの製品は、ペンタイプのマーカー塗料を吹き付ける仕様になっているみたいですが、マーカーをエアブラシみたいに吹き付けるってどんな仕組みなんですかね?

使用するマーカーは下記のガンダムマーカーシリーズのみ対応となります。

こちらのマーカーはもちろん単品で使う事も可能です。
今回選んだのはベーシックセットというものですが、RX-78ガンダム(以降78ガンダム)を塗装するのに最適な組み合わせとなっています。

と言う訳で、今回塗装するキットはエントリーグレードの78ガンダムで、ガンダムベース限定で販売されている「ペインティングモデル」を使用します。

こちらのキットはパーツ構成は通常のエントリーグレードのものと同じですが、塗装しやすい様に成型色のほとんどが白色になっているものです。

ペインティングモデルの成型色はほとんど白色

キット側の前準備として、パーツカットのみを行い、持ち手棒を付けて塗装する色ごとに分けておきました。

カットし色ごとに分けたパーツ

続いてエアブラシ側の準備をしていきましょう!

エアブラシのセッティング

ガンダムマーカー エアブラシシステムの同梱物は下記の通りです。

内容物一覧
  1. エア缶(Mr.エアースーパー190)
  2. エア調整バルブ
  3. エアブラシ本体
  4. エアブラシ専用替芯
  5. エアーホース(1m)
  6. 取扱説明書

これら同梱物のうち、エア缶とエアブラシ専用替芯は消耗品となっており、個別に購入する事が出来ます。

エアブラシ専用替芯は通常のマーカーの芯と取り換える事できめ細かな細噴きが出来るとのことらしいですが、特にマーカーの芯そのままで利用しても問題ありません。

では、エアブラシシステムの各パーツについて、取扱説明書を参考に接続してみましょう。
手順は下記の通りです。

  1. エアー調整バルブからエアー調整ネジを取り外す
  2. エアー調整バルブをエアー缶に取り付ける
  3. エアーホースをエアー調整バルブとエアブラシ本体に取り付ける
  4. エアー調整バルブにエアー調整ネジをしめ込む
エアブラシシステム接続手順

4のエアー調整ネジをしめ込むことでエアーホース内にエアーが送られるようになります。
エアーブラシ本体のスイッチを押すとエアーが出てきました。

エアーが出るようになったエアブラシシステム

後で知ったことですが、このネジをしめ込み過ぎるとエアー圧が高くなり、塗料が均一に噴けず粒状に飛び散ることもあるようなので、調整しながらいい具合に締めましょう。

続いて、エアーブラシシステムにガンダムマーカーを下記の手順でセットします。

  1. ガンダムマーカーのペン先(芯)に塗料を充填させる
  2. エアブラシ本体にガンダムマーカーをセットする
エアブラシ本体にガンダムマーカーをセットする手順

エアーブラシの先端とガンダムマーカーの先端を水平位置に合わせるようにセットします。
この先端同士がずれてしまうと上手く噴射することが出来ません。

準備出来たので、早速試し噴きしてみました。

エアーブラシ本体のスイッチを押すと、コシュッという軽い音と同時に塗料が射出されました。

エアーブラシを試し噴き

エアーブラシにしては塗料が濃い気がしましたが、多分先述したエアー調整ネジをしめ切ったのが原因でしょうね。ただ、あっという間に塗料が薄くなっていき、1分も経たずに塗料が出なくなってしまいました。

マーカーの芯にエアーを噴きつけるという仕組み上、芯先の塗料が直ぐに乾いてしまうのだと思います。こうなると一度マーカーを取り外し、再び芯先に塗料を充填させるという作業を行わなければなりません。

再び芯先に塗料を充填させる

上写真の中央部分を噴いただけで塗料が出なくなったので、この充填作業はかなりの頻度で発生しそうですね。

エアブラシ塗装に挑戦

では、いよいよエアブラシ塗装に挑戦していきましょう。
何気に人生初エアブラシということで、期待と不安で胸いっぱいですw

まずは胸部の青い部分、ガンダムマーカーの「ガンダムブルー」というカラーで塗っていきます。

ガンダムブルーで塗装開始

開始そうそう想定外の展開。塗料が薄く梨地になってしまいました。

梨地とは

塗料が均等に塗れず、梨の皮のようにツブツブとした状態で塗られること。
原因は、距離が離れている、塗料濃度が濃ゆい、エア圧が高い等、色々あるらしい。

想定される原因は幾つかあるものの特定には至らず、このまま続行して色を重ねる事にしましたが、違うパーツでは噴き出しで塗料が飛び散ってしまい、中々均等に塗る事が出来ませんでした。

飛び散った塗料

しかし、立て直すための知識もなく、取り敢えずは塗り進める事に。
色を重ね続けて何とか均一に塗れたかなという感じ。想定していた2~3倍は塗り重ねた感じです。

塗り重ねたパーツ

上の写真ではパーツ上部が濡れた感じになって光っていますが、実はこれぐらい塗料を噴きつけるのが正解らしいです。こんなにびしょびしょに濡れるぐらい噴いちゃって、変に仕上がらないかなと不安に思いましたが、乾いてしまえば何も問題ありませんでした。

と言う感じで、失敗を続けながらも塗り進めていき、ホワイト以外の色は何とか完了しました。

塗り終えたパーツ

一応ホワイトも塗ってはみたのですが、塗る前との差が分からず、今回はホワイトについては割愛することにしました。

塗っても差が分からないホワイトパーツ

と言う訳で今回はホワイト以外のパーツのみ塗装しましたが、それだけエア缶が切れてしまいました。エントリーグレードでこれだと、他のグレードのキットはエア缶一本では持ちませんね。

塗り終えたパーツを確認

最終的にはそんなにひどい出来ではないと思うのですが、そこまでの過程で色々と失敗しており、自分の中では「今回は失敗だ」とテンションが下がってしまいました。

失敗① なんかテカテカ

例えば下写真のイエローの塗装。右側はなぜかテカテカになり何だか赤みを帯びてます。

失敗①

テカテカになった原因は分からないのですが、赤みを帯びた原因は、芯先に塗料を充填する際に赤いインクに重ねて出してしまった為かなと思います。塗料を充填する際は色ごとに分けるようにした方が良いですね。

失敗② ヤスリ跡は消えない

続いての失敗点。ガンガムマーカーは塗膜が強いという勝手なイメージがあり、400番でヤスリ掛けしたものに、サフも無く直接塗ってみたのですが、ヤスリ傷が消える事もなく、と言うかむしろ目立つようになってしまいました。

サフ(サーフェイサー)とは

塗料における下塗り材の一つ。表面の小さい傷や凹凸を埋め滑らかに調整したり、上塗り色をムラ無く仕上げるために平坦化・均等化する役割を持つ。

失敗②

ヤスリ掛けするのであれば、目が細い番手までヤスリ掛けして仕上げるか、サフが必要になりますね。

失敗③ 色の濃さにムラあり

下の写真は一見問題無さそうに見えますが、左側(右足)の赤い部分は色が薄くなっています。

失敗③

これは照明の光の加減ではなく、実際に塗装の色が薄かったです。
パーツ個別に見た感じでは均一に見えても、実際組み立ててみると全体のバランスとして、おかしい箇所が分かるようになります。

失敗④ 塗装剥げ

塗装が終わって組み立てる際に、簡単に塗装が剥がれるのが気になりました。

失敗④ 塗装剥げ

乾燥が足りなかったのか、塗料が足りてないのか、色々原因はあるかと思いますが、調べてみるとサフを噴かずに塗装しても、塗料の喰いつきが弱く、すぐに剥がれるということも掛かれていました。
一応トップコートはしたので保護は出来ているかなと思いましたが、元々の塗料が喰いつき弱ければ、トップコートごと剥がれちゃいますよね。トホホ…

余りにも目立つ箇所はガンダムマーカーで直接リタッチしてみたのですが、これがまた裏目に出て、いかにもマーカーで書きました~って仕上げ(泣

失敗④ リタッチ跡

成功① カメラセンサーの色分け

ただ、今回は失敗しただけではなく、上手く出来た箇所もありました。

本来エントリーグレードの78ガンダムはブレードアンテナの赤い部分とフロントのカメラセンサーが繋がっていて赤い成型色のパーツで一体化されているのですが、ペインティングモデルは白い成型色になっていたので、ブレードアンテナとカメラセンサーの間に細いマスキングテープを貼り、簡単に色の塗り分けが出来ました。

成功① 左)今回塗装したペインティングモデル 右)通常のEG

ここだけは、素組みよりも良く出来たと思えましたが、、、ここぐらいかな。。。
とは言え、遠目で見れば全体的に綺麗に仕上がっているように見えるかと思います。

完成したEG 78ガンダム

遠目で見ればね。

まとめ~今回の学び

と言う訳で、親父のガンプラ再入門として今回は「ガンダムマーカー エアブラシシステム」に挑戦してみましたが、正直って今回は失敗ですねぇ。仕組みがイマイチ理解出来ていないので、どうやったら均一に噴けるのか最後まで掴み切れませんでした。

やっぱり失敗するとテンションがかなり下がるんですが、まぁ失敗こそ「親父のガンプラ再入門」の存在意義があると思うので、企画的には成功だと前向きに捉えてます。

と言う訳で今回やってみて気づいたこと、自分の考察交えて「今回の学び」としてまとめてみました。

「今回の学び」
  • 噴射の向きに注意
  • 噴きっ放しはNG
  • 準備は楽でも使うと面倒

噴射の向きに注意

これ一発目噴いてみて、ちょっとびっくりしたんですが、自分が思っているよりもかなり上の方に塗料が噴射されるんですよね。

狙った位置よりもかなり上に付着した塗料

上の写真、「狙いはココ」の部分に向けて噴いたつもりが、実際はそのかなり上に付着していますよね。これほど自分の想定とズレていました。

やってて気付いたコツとしては、普通にペンを持つように構えるよりも、下の写真の様に猫の手みたいに巻き付けるように構えると、自分が狙った位置と合うようになりました。

少し下向きに持つと良い感じに

噴きっ放しはNG

今回このエアブラシ使っていて良くなかったなぁと思ったのは、一度吹き出したら、ずっと噴きっ放ししてたんですよ。本体のスイッチを押しっ放し。

そうするとエア缶がキンキンに冷えて、もう霜(しも)が張るぐらい冷えた状態になっちゃって、全然エア圧というか、塗料を噴きだす力が弱くなってしまいました。

キンキンに冷えたエア缶

「なかなか塗料が出ない」→「ずっと噴く」→「エア缶がキンキンに冷える」→「なかんか塗料が出な…(以下、繰り返し)みたいに悪循環になってしまい、仕上がりの均一感が出なかったような気がします。

と言うわけで、もう最後の方に気付いたんですが、噴いて、止めてと、こまめに繰り返して塗ると良い感じになりました。

小まめにオン/オフを繰り返して塗ると上手くいく

準備は楽でも使うと面倒

これはもう、このガンダムマーカーエアブラシシステムの特徴そのものだと思いますが、本当に準備は楽です。

エアブラシ側の準備をしておけば、あとは必要な色のマーカーをセットするだけですぐに塗装出来るし、あと、実は匂いも無いので換気しなくても、段ボールだけ用意して塗料が周りに飛び散らないようにしておけば良いんじゃないかと思います。

ただ、問題はそこからで、使い始めるとすごく面倒なんですよね。

このエアブラシシステムの仕組み上、芯先が直ぐに乾いて塗料が出なくなってしまうので、そうなると一度マーカーを外して、芯先に塗料を充填させてという作業が必要になるんですが、この作業がもう想像以上に頻繁に発生します。

頻繁に発生する芯先に塗料を充填させる作業

よく動画なんかで見ると、その辺の様子は端折られてますが、1パーツあたり4~5回ずつはマーカーを外して塗料を充填作業をやったんじゃないかなと思います。

先に挙げたエア缶がキンキンに冷えちゃう問題と合わせて、塗装時間の大半がこの塗料充填やら、エア缶を暖めたりやらで、全然塗装に集中できなくてストレスが溜まりました。

と言う特性を考えると、このガンダムマーカー エアブラスシステムは、じっくり全塗装で使うというよりも、部分塗装というか、ワンポイント、パッと塗装したい時に使うという方が用途的には合ってそうですね。


と言う訳で今回は納得のいく仕上がりにはなりませんでしたが、これに懲りず、というかこの失敗を活かして、今後も色々と挑戦していきたいと思います!

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