【ガンプラ再入門】塗装初心者なのに「サーフェイサー」の解説と検証してみた

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今回のお題

ども、モリーです。

親父のガンプラ再入門、第7弾の今回は「サーフェイサー」でございます。
いよいよ、エアブラシ使って全塗装に挑戦する時がやってきました。

って、前回投稿した通りガンダムマーカーを使ったエアブラシ塗装は経験済みなんです。

ただ、いわゆるハンドピース使って~塗料使ってていうエアブラシ塗装はまだ未経験なんですよね。

ハンドピースと塗料を使ったエアブラシ塗装は未経験

早くやりたいとずっと思ってましたが、どうも構えてしまって腰が重くなり、後回し後回しまで今日に至りました。

しかし、ようやく、その重い腰を上げて今回からやっていこうと思います!

とは言え、まずは塗装の下地になる「サーフェイサー」を今回はやっていこうと思います。
いわゆるサフって言われる奴ですね。

ヤスリ傷消したり、塗料の喰いつきを良くしたりする効果があるらしいですが、、、
何かぁ、サフってぇ、全塗装してるぞ感ってりませんか?

なので、結構サフに憧れてるところもあったんですよね。

憧れのサフ塗装に挑戦

と言う訳で今回は、サーフェイサーについて、色々と解説してみたり、色々と試してみたり、最後はガンプラ使って全身サフ塗装してみようと思います!

サーフェイサーって何?

サーフェイサーの必要性

そもそも何でサーフェイサーが必要なのかって話ですが、サーフェイサーの効果としては最も大きな効果は下記2点。

  • 小さな傷やヒケを消す
  • 塗料の喰いつきを良くする

サーフェイサー自体がラッカーパテを塗料並みに薄めたようなものらしく、ちょっとした段差を埋めたり、通常の塗料よりプラスチックへの喰いつきがいいので、サーフェイサーの上から塗料を重ねる事で塗装剥がれしにくくなるらしいです。

サフは傷埋めや塗料の喰いつきを良くする

まさに全塗装前の良質な下地作りと言えると思いますが、逆に言うと、モールド消したり、エッジを丸めてしまったりするので、パキッとシャープな仕上げにしたい場合は不向きかもしれませんね。

サーフェイサーの種類

サーフェイサーの種類としては大きく分けて、スプレータイプとビン入りタイプがあります。

サフの種類と特徴

スプレータイプはエア圧が強くてそのままパッと噴きつける手軽さがあるし、ビン入りタイプだと、薄め液で希釈したりエアブラシにセットしたり手間が掛かるけど、繊細に噴きつけることが出来るしと、それぞれメリット・デメリットがあるようです。

また、ヤスリの様に目の粗さが数種類用意されていたり、色もグレーとかピンクとか色んな種類のサーフェイサーがあります。

メーカーも下記の通り様々なシリーズが各社から販売されています。

▼タミヤの「スーパーサーフェイサー」

▼クレオスの「Mr.サーフェイサー」

▼ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ」

色々あって、なんかどれにしたら良いのか迷っちゃいますが、今回はガイアノーツのサーフェイサーエヴォを買ってみました。

エヴォにした理由は特に無いのですが、何となく良さそうだからです😅

サーフェイサー塗装に挑戦

では、サーフェイサー塗装を行っていこうと思いますが、今回塗装するキットはエントリーグレードのストライクガンダムで、最終的にはこれをストライクルージュ仕様にしてみようと思います。
まぁ、ド定番なカラーアレンジですよね。

EGストライクガンダムをストライクルージュ仕様に塗装予定

内部フレームとかグレー系の色はガンメタ色のサフを、それ以外をグレーかピンクのサフを使って下地塗装にしようと思うんですが、やっぱり下地の色によって、重ねた色の雰囲気も変わるみたいなんですよね。

今回ストライクルージュにするってことで、Mr.ホビーの水性ガンダムカラー「ストライクルージュピンク」を使ってみようと思います。

これが下地グレーと下地ピンクで発色の違いが出てくるのか、スプーンに試し噴きしてみて確認してみましょう。

スプーンに試し噴きして検証

まずはエアブラシにサーフェイサーをセットするところからですが、使用するのは前回の投稿でも紹介したSOULPOWERの充電式エアブラシModel-03 Neoを使用します。

本当はパワフルな据え置き型のコンプレッサー使って塗装したいところですが、ほいほい買えるほどお金無いし、しばらくはこれで経験積みたいと思います。

で、ビン入りのタイプの塗料は、そのままだと粘度が高過ぎてエアブラシで使えないので、これを薄めてやる必要があります。希釈ってやつですね。

希釈とは

塗料に薄め液などの溶液を加えて薄めること。
粘度が高い塗料は、そのままではエアブラシで使えないので希釈して使うことになる。

薄めるやつは同じくガイアノーツのガイアカラー薄め液というもの。
多分これで大丈夫だと思うんだけど、こういう薄める溶剤もたくさん種類が合って何買っていいか分からないんですよねぇ。

そして、なによりも塗装初心者にとって一番分からないのが、どれぐらいの割合で薄めるのかってことですよね。

サフは粘度が高めなので普通の塗料より希釈を高めて、サフ1に対して薄め液2~3の割合で薄めると言われてますが、塗料の保存状態によってその粘度も変わってくるので、結局ちょっとずつ薄めながら色が薄まらなくて、なるべくサラサラな状態になるよう調整しないといけないみたいです。

と言う訳でトライ&エラーでやってみましょう。
紙コップを使って、まずはサーフェイサーを適量取り出し、そこに少しずつうすめ液を足していく感じで調整してみました。

紙コップで希釈を調整

希釈具合は紙コップの側面に垂らしてみて、その垂れる感じで確認。
とろ~っと垂れる感じは希釈が足りず、サッと流れるけど塗料が透けている場合は塗料が足りないという感じで調整してみました。

良い感じに希釈出来たらエアブラシにセット。
エアブラシの塗料カップに注いで塗料カップの蓋を閉めます。

エアブラシにサーフェイサーをセット

これで塗装の準備が出来たので、スプーンに塗ってみましょう。

スプーンにサーフェイサーを塗布

同じ要領でピンクのサフも塗装してみましたが、色がまだら模様になり色ムラが出来てしまいました。

まだら模様になったピンクサフ

これは希釈が強すぎたのでしょう。
塗料を追加して再度塗装してみたところ綺麗に塗る事が出来ました。

塗りたての時は艶々してますが、1時間ほど乾燥するとしっとりと艶が消え、触ってみるとサラサラと気持ち良い感じで仕上がりました。

サーフェイサーが仕上がったスプーン

乾いたかどうか確認するためにマスキングテープを貼って、剥がしてとやってみましたが、塗装が剥げることも無く、マステ側にも付着していなかったので、1時間乾燥すれば大丈夫なようです。

マステを使って塗料が乾燥したかチェック

下地色によって発色違いが出るか検証

グレーサフ、ピンクサフの塗装が完了したスプーンの準備が出来たので、この上から水性カラーのストライクルージュピンクを重ね塗りして、発色の違いで出るのか確認してみます。

どちらのサフに塗装したのか分かり易いように、スプーンの下の方にマスキングテープを貼って、サフの色が後で確認出来るようにしました。

スプーン下部にマステを貼って後で確認出来るようにする

通常の塗料の準備もサーフェイサーと同じですが、サーフェイサーより粘度が低いので、薄める割合を下げて、塗料1に対してうすめ液1程度の割合いで希釈します。

通常塗料のエアブラシ塗装については次回の投稿で詳しく解説するので、今回は割愛しますね。

で、重ね塗りした結果がこちら。

左:グレーサフへの重ね塗り/右:ピンクサフへの重ね塗り

それほど大きな差はありませんが、こうやって見比べてみると、やはりグレーサフの方が少しくすんだ色になっていて、ピンクサフの方が鮮やかな発色になっています。

塗装する素体によって表現したい色が違ってくるので、どちらが正解と言う訳ではありませんが、今回はピンクサフを使って塗装しようと思います。

全身サフ塗装に挑戦

では、いよいよストライクガンダムの全身サフ塗装に挑戦です。

キットの方は既にパーツカットを済ませ、ヤスリ掛けまでしています。
サフの能力を確認したいので、ヤスリは400番だけ掛けてヤスリ傷が目立つ状態にしました。

400番のヤスリ掛けまでしたパーツ

フレームやグレー系のパーツはガンメタサフと、それ以外のパーツはピンクサフを塗装するので、それぞれパーツに持ち手棒を付けて仕分けしました。

サフごとにパーツを仕分け

1パーツ、1パーツ、サフを塗装していきます。
持ち手棒が付けれないような小さなパーツは、台紙に両面テープで貼り付けて塗装しました。

パーツにサフを塗装

ガンメタのサフは素体の成形色との違いがほとんどなく、塗れているかどうか分かりづらいのですが、多分塗れているだろうという感覚だけで塗装しました😅

エントリーグレードのパーツを塗装するのに全部で1時間ぐらい掛かったでしょうか。
充電式エアブラシのバッテリーも2本使ってサフ塗装完了しました。

サフ塗装が終わったパーツ

サフを完成させた後、仕上がり状態を確認するため一旦組み上げてみました。

サフ乾燥後一旦組み上げたストライクガンダム

思ってたよりピンクの色が濃いいなぁ感じたのですが、それでも成形色によって若干色が変わってるので、特に胸部のブルー成型色のパーツは完全に隠蔽されてはない感じですね。

もっと厚くサフった方が良いのかなとも思いましたが、あまり塗りたくって塗装ダレになるのが怖かったので、この程度に抑えてみました。

色ムラよりも、気になるのは塗り漏れがある点ですね。

ブレードアンテナの裏や、スカートパーツの装甲裏は完全に漏れて塗れてなかったし、アンクルアーマーのジョイント部分は持ち手棒を付けていた部分が塗装出来ていませんでした。

左:アンテナの裏/中:装甲裏/右:アンクルアーマーの接続部にそれぞれ塗り漏れが

ガンメタの方は結構綺麗に塗れたかなと思います。
塗ってる最中はちゃんと塗れてるのか分かりづらかったですが、塗装前のものと見比べると、ギラギラとした金属感が出ていていい感じです。

良い感じに塗れたガンメタサフ

このガンメタサフ部分については、この上から塗装することなく、これで仕上がりで良いかなぁって感じですね。

あと、気になってた400番で磨いたヤスリ傷は、サフだけでほとんど分からなくなりました。
サフする前提であればヤスリ掛けは400番だけでもいいかもしれませんね。

ヤスリ傷が分からなくなったシールドパーツ

まとめ~今回の学び

と言う訳で、親父のガンプラ再入門として今回は「サーフェイサー塗装」に挑戦してみました。
まぁ、初めてにしては中々上手く行ったんじゃないかなと思います。

では今回も、実際にサーフェイサー塗装してみて気づいたこと「今回の学び」としてまとめてみました。

「今回の学び」
  • 1パーツずつ丁寧に
  • 持ち手棒の付け方に注意
  • 塗料カップの蓋は忘れずに

1パーツずつ丁寧に

今回の「今回の学び」は、いずれもサーフェイサーというか、塗装全般に言える事なんですが、パーツの表面だけでなく、裏面も含め塗り漏れが無いように、しっかり塗装しましょうってことですね。

まぁ、今回は撮影しながらだったし、充電式エアブラシのバッテリーが気になっちゃって、ちょっと急いで塗ってしまったところもあったので、塗り漏れが発生してしまいました。

塗り漏れがあったパーツ

実際に組み立ててみると塗り漏れがあるのが分かり易いのですが、パーツ1つ1つ見ても分かりづらいところがあり、多分これは経験積んで勘所を掴んで行くしかないかなと思います。

いずれにしても今後は1パーツ毎にもっと丁寧に塗装することを心がけようと思います。

持ち手棒の付け方に注意

今回はアンクルアーマーのジョイント部分に、塗装出来ていない部分がありましたが、これは持ち手棒のワニクリップを付けいていた箇所なんですよね。

アンクルアーマーのようにボールジョインになっているのであれば、ボール部分にワニクリップを付けた方が塗り残しなく塗れたかなと思いました。

あとは、持ち手棒を付ける向きによっても、塗り残しが出る部分が違ってくるので、付ける方向も意識して付ける必要がありますね。

それでも塗り残しが出てしまうというパーツもあると思うので、その場合は、一回サフって乾かした後に、持ち手棒付け変えて塗装する必要があるかと思います。面倒ですけどねぇ。。。

塗装漏れが無いよう持ち手棒を付け変える必要もあるかも

塗料カップの蓋は忘れずに

ってこれ当たり前のことですが、、、
今回実際に塗料カップの蓋を閉め忘れて、塗料が漏れてしまった事件があったのです。

カップの蓋を閉め忘れて塗料が漏れてしまった

この時は結構パニクりましたね😅
(動画ではその様子も収めているので笑ってやって下さい)

今回の塗装中に、充電式エアブラシを倒してしまったこともあって、その時はちゃんと蓋していたので大事に至らなかったですが、これ蓋してなかったら、塗料ぶちまけて大惨事になるところでしたからね、塗料カップの蓋は大事です。

今後カップの蓋は注意して扱おうと思いました。

まとめ

と言う訳で、今回サフ塗装まで終わって、次回はいよいよストライクガンダムをストライクルージュ仕様に全塗装していきたいと思います。

いやぁ、全塗装まで終われば、この親父のガンプラ再入門も一区切りかなぁと思うので、次の第8弾「全塗装編」も早めにお届けしたいと思います。

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