ども、モリーです!
今回はPORMIDOから最新のミラー型ドラレコをご提供頂いたので紹介していきたいと思いますが、最近はもうミラー型ドラレコも落ち着き始めていて、どれも似通った性能で価格もこなれたのになってきていますが、今回紹介するドラレコはフロント、リア、車内の3カメラ分離式、そして2K高画質録画と、一つ飛び抜けたスペックになっているようです。
と言う訳で今回は2022年最新のミラー型ドラレコが、一体どんな進化を遂げているのか、個人的にもすごく気になっているところなので、じっくり楽しみながらレビューしていきたいと思います!
製品紹介~開封
改めまして今回紹介するのはPORMIDOのPRD51という製品になります。
同梱物は下記の通りです。
ものすごい同梱物の数ですね。特に工具とかステッカーとか反射保護フィルムとか、オプション品が最初から多く含まれていて好感が持てます。
電源ケーブルもシガープラグ用と駐車監視用の2種類が入っていて驚きました。
これまで見てきたドラレコではどちらか一方のものしか無かったですね。
ちなみに、ドラレコ本体にはClass10対応のMicroSDカード(64GB)が入ってました。
これ「PORMIDO」と記載があるので、自社で用意しているMicroSDカードなんですね。
本体外観チェック
ここからは本体の外観チェックしていきましょう。
まずはドラレコ本体の正面から。形はスクエアでシンプルなデザインになっており、モニターは12インチIPS液晶と大型のものを採用しています。
本体天面にはUSB Type-CコネクターとMicroSDカードスロット、そして画面表示オン/オフボタンが配置されています。
本体底面には小さな穴のリセットボタンのみ。
本体裏面には取付ゴム用のフックと、スピーカーが一つ。
マツダCX-8の純正ミラーに取り付けてみました。
CX-8の純正ミラーは大きめですが、ミラーがはみ出ることなく全体を覆ってくれました。
続いてはフロントカメラユニット。
この製品の特長である独特な形状をしたフロントカメラになっています。
このフロントカメラユニットにはフロント用と車内用の二つのカメラが付いていおり、それぞれ角度調整が可能となっています。また、この大型のフロントカメラユニットの中にはGPSアンテナも内包しており、GPSアンテナを別途設置する必要はありません。
車内カメラの下部には暗所撮影用の赤外線ライトもありました。
フロントカメラユニット天面には電源ボタンとUSB Type-Cコネクター。
フロントカメラユニットはフロントガラスに直接貼るタイプになっています。
リアカメラはよく見る汎用的なもので、金属製で防水仕様となっているので車外への取り付けも可能です。
卓上で機能確認
では、卓上で通電して各種機能の確認をやっていきましょう。
まずは各ユニット接続の仕方ですね。少し独特なものとなっています。
他のドラレコ製品は、ミラー部のドラレコ本体に色々配線するのに対し、この製品はフロントカメラユニットへの配線だけになっており、ミラー周りの印象がスッキリしています。
ケーブルはType-C to Type-Cで、両サイドL字型のコネクターになっており、左右どちらの向きでも取り付けできるようになっています。
ドラレコ本体以外の接続は全て電源ケーブルに繋げるようになっており、リアカメラの映像はフロントカメラユニットを経由してドラレコ本体に送る形になっているようです。
通電すると簡単なオープニングロゴだけ表示され、起動音はありませんでした。
起動は結構速いですね。
起動するとまずはリアカメラの映像が表示され、画面を左右にスワイプすることでフロントカメラや車内カメラに切り替えることが可能です。二画面同時表示は出来ませんでした。
画面構成としては、①録画操作画面への切替ボタン、②時刻表示、③表示カメラの切替ボタン、④録画状態表示というシンプルな構成になっています。(下写真)
画面左端を上下にスワイプするとカメラ表示域の上下調整、そして画面右端をスワイプすると表示をズームすることが出来ます。
ミラー型ドラレコはカメラが広角であるため、モニター越しに見るとどうしても小さく見えてしまい、そこに違和感を感じる人もいますが、このズーム機能により普段のルームミラーと同じような縮尺で見る事が出来ます。
録画操作画面の構成は、①設定ボタン、②録画保護ボタン、③録画の開始/停止ボタン、④再生ボタン、⑤静止画撮影ボタンとなっています。(下写真)
設定ボタンと再生ボタンは録画を停止しないと操作出来ません。
静止画撮影ボタンは録画中でも操作可能で、撮影すると控えめに「カシャッ」と可愛い効果音が鳴りました。
設定メニューは設定項目と設定値が縦にリスト化された一般的なタイプで、設定項目も標準的なミラー型ドラレコの内容とほとんど同じでした。
取付と動作確認
一通り機能確認が出来たので、実際に車両に取り付けてみました。
ドラレコ本体に繋げるのはケーブル一本なのですが、L字型のコネクターが結構大きくて、天井ビッチビッチでほとんど隙間が無い感じになりました。
フロントユニットですが、今回は助手席側に付けてみました。
この取付位置については後ほど、じっくり語りたいと思います。
リアカメラは車内リアガラスの内側に取り付けました。
土台は取り外しが簡単に出来るようマグネットクリップを使ってます。
リバース連動線も繋げたので、バックギアに入れると駐車ガイドラインが表示されます。
この駐車ガイドラインは表示中に調整する事が可能です。
地デジも見てみましたが、電波影響も無く綺麗に見ていますね。
地デジ対策もバッチリのようです。
走行時の使用感
動作も一通り確認し問題ないようなので、実際に走行してデジタルインナーミラーとしての使い勝手を見ていきましょう。
リアカメラの表示
日中帯の表示では、全体的にスッキリとした色彩で見易い印象を感じました。
動きも滑らかでモニターのリフレッシュレートも問題無いですね。
反射防止フィルムの効果もあって、日光の反射も無く見易いのですが、その分、視野角が若干減るようで、ちゃんと角度調整しないと、ボヤけて見えたりするので注意しましょう。
夜間帯での表示。ヘッドライトの映り込みが白飛びしているように見えますが、実際にはもう少し抑えられたように見えていて、後続車もちゃんと確認できます。
夜間時の撮影って難しいんですよねぇ。。。
車内カメラの表示
日中帯では、やや彩度が低めですがカラーで表示されます。
ルームミラーと同じような感じで使えるかなと思いましたが、カメラの取り付け位置が上過ぎたのか、リアガラスの外を確認するのは厳しそうです。
夜間帯になるとモノクロと言いますか、寝起きドッキリのように暗視カメラで撮影したような感じになりますね。
車内カメラの下にあったのはやっぱり赤外線ライトのようです。
夜間時は赤く光るので、赤外線を照射して暗い車内を撮影しているのだと思います。
フロントカメラの表示
リアカメラの映像と比べると若干赤みがかった色味になっていますね。
コントラストもちょっと強めになっているので、明るい所と暗い所の差が結構出ますが、それでも白飛びとか黒潰れは無いので、見ていて映像が粗いと感じる事はありませんでした。
日中帯では赤みがかったように見えた色味も、夜間はリアカメラと変わらないように見えます。ひょっとするとカメラの特性ではなく、光の入り具合でソフトウェア的な色調整で赤みが増したりするのかもしれません。
フロントカメラの方が暗さに弱いカメラセンサーを積んでいるのですが、ヘッドライトの照射があるので逆に明るく見えますね。
デジタルインナーミラーとしての総評
デジタルインナーミラーの使い勝手として大きく左右されるのは、夜間時をいかに綺麗に表示出来るのかという点だと思いますが、どのカメラ映像もちゃんと見れて、デジタルインナーミラーとしての使用も全く問題ないと感じました。
フロントカメラユニットの取り付け位置は、車内カメラの撮影領域も考えて決めるべきでしたね。通常のルームミラーのような画角を想像していたのに、取付位置が上過ぎて想像とは違ったものとなってしまいました。
録画ファイルの確認
では最後に、録画されたファイルの映像を確認しましょう。
フロントカメラの録画ファイル
フロントカメラの録画ファイルの仕様は下記の通りです。
解像度 | 2560x1440P 2K |
フレームレート | 27.5fps |
画角 | 170度(超広角) |
レンズF値 | F1.8 |
録画フォーマット | MP4形式 |
以前扱ったPORMIDOのドラレコは録画フォーマットがTS形式だったのですが、汎用性の高いMP4形式になったのは動画編集するには有難いですね。
解像度が2Kという事ですが、FullHDのものとそれほど違いがあるものではなく、大幅にズームしてみると、ああ若干違うかな程度でした。と言うかFullHDでも綺麗ですからね。
画角が広いわりに中央付近の映像は湾曲することもなく、違和感なく見れますね。
ちょっと点滅するように見えることもありますがLED信号も大丈夫でした。
ドラレコによっては消灯しているように見えるものもありますからね。
フレームレートが27.5fpsということなんで、特に東日本、西日本と指定することなく日本全国の信号機に対応しています。
夜間映像でまず気になる点と言えば、前の車のナンバープレートが白飛びしないかと言う点ですが、
ギリギリ読み取れるかなという感じでした。
他のドラレコなんかだと、ナンバープレートが真っ白に映ることもあるので、それに比べればちゃんと撮れている方だと思います。
車内カメラの録画ファイル
車内カメラの録画ファイルの仕様は下記の通りです。
解像度 | 1920x1080P フルHD |
フレームレート | 27.5fps |
画角 | 140度(広角) |
レンズF値 | F2.0 |
録画フォーマット | MP4形式 |
彩度は少し低めですが、日中帯であればカラーで録画されていました。
ちょっと撮影機材が映り込んでいますが、後部座席までしっかり映ってますね。
普段死角となって見えない運転席後ろの後部座席ですが、ぬいぐるみを置いて確認したところ、バッチリ確認出来ました。
夜間帯の映像はモノクロになってしまいますが、赤外線ライトの補正もあって、何があるかはちゃんと撮れていますね。
これも、他のドラレコも試したことありますが、赤外線ライトの補正が無くて、夜間時は真っ暗で車内は何も映ってないという製品もあったのですが、これだけちゃんと撮れていれば問題無いですね。
リアカメラの録画ファイル
リアカメラの録画ファイルの仕様は下記の通りです。
解像度 | 1920x1080P フルHD |
フレームレート | 27.5fps |
画角 | 170度(超広角) |
レンズF値 | F1.8 |
録画フォーマット | MP4形式 |
下写真見てもらえれば分かりますが、綺麗な映像ですよ。
トンネルの出入り口を使ってHDR/WDRの性能を確認してみましたが、明るいところから暗い所に入ってサッと輝度調整されました。もう目で見る感覚と同じように自然な感じで調整されましたね。
HDRとWDRって混同されて記載されがちで、両方とも搭載されているのか怪しいところがありますが、かなり優秀に映像処理されていたので、本当に両方搭載されているかもしれませんね。
夜間帯(下写真)も見て下さいよ。あまりにも鮮明に映り過ぎていて、運転手の顔にボカシが必要になるぐらい綺麗に取れてますね。
後続車のヘッドライトも白飛びし易いポイントですが、しっかり抑えられていますね。
少し暗い道を走ってみましたが、黒つぶれなく綺麗に撮れていました。リアのスモークガラスに越しに撮っていると考えると、かなり優秀に撮れているかと思います。
まとめ
と言う訳で今回はPORMIDOのミラー型ドラレコ「PRD51」のレビューをお届けしましたが、如何だったでしょうか?
いやぁ、2022年最新型の製品ということあって、3カメラ分離式のカメラや、2K高画質録画と言う、
トレンドを抑えた分かり易いスペックだけでなく、録画画質のチューニング含め、高品質の製品だなと感じました。
一つ悩んだのはフロントカメラユニットの取り付け位置ですね。
今回は助手席側に付けてみましたが、この位置だと、普段死角になっている運転席後ろの後部座席モニターとして使えて利便性が高くなるんですよね。
ただ、この位置だとワイパーの範囲に掛かってないので、雨の日の映像が水滴だらけになっちゃうんですよね。
とは言え、ワイパーの位置に掛かる様に付けると、助手席の人の視界の邪魔になるし、なにより道路運送車両の保安基準である「フロントガラスの上側20%以内の範囲」という基準に引っ掛かってしまう可能性もあるので難しいところです。
と言う訳で必然的に運転席側に取り付けることになりますが、そうすると運転席後ろが死角となってしまい、後部座席モニターとしての利用は断念するしかありません。
まぁ、水滴が付いていても見れなくはないし、条件的にはリアカメラも同じく水滴は映りますからね。この助手席側と言う位置もアリっちゃアリかなぁと思いました。
皆さんならどこに付けますか?
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
コメント