ども、モリーです!
今回は一緒に学ぶ自作PCシリーズの第8回「ビデオカード」編です。
超久しぶりに自作PCを作ることになり、最近のPCパーツはどんなのが主流なのか、どんなものを選べば良いのか、自分なりに調べたので、その内容を共有して一緒に学べたらと思います。
と言う訳で今回は「ビデオカード」の話なのですが、最近はマイニングの影響で高性能なビデオカードが品不足になっていて、かなり価格も暴騰しているようです。
そんな中、失敗が許されないビデオカード選びにおいて、どのビデオカードを購入すれば良いか、同じ様に悩んでいる方のために、少しでも役に立てればとまとめてみました。
▼あと、今回購入したビデオカードの開封レビューも併せてお届けします!
ビデオカードの選び方
ビデオカードとは、映像出力に関する演算を処理しディスプレイに表示させるためのパーツです。
端的に言えば映像処理をする為のパソコンがパソコンの中に入っているようなもので、ビデカードを構成するパーツの中には、CPUのような働きをするGPUや、映像処理専用のメモリになるVRAMが搭載されています。
オフィス製品等、それほど能力を必要としないものであれば、ビデオカードはモニター解像度の出力を満たす程度の処理能力で良いのですが、3D演算などが必要になる高負荷な3Dゲームをする場合は、それなりの高性能なビデカードが求められます。
その為、CPUに内蔵のGPUで済む場合もあるし、20~30万円もするようなビデオカードが必要な場合もあり、自作PCを組む上で予算に大きく影響するパーツと言えます。
GPUの種類
GPUとはパソコンで言えばCPUに当たるもので、映像に関する演算を専門に処理する装置です。
ビデカードの性能=GPUの性能と単純に考えて良いかと思います。
暫くはnVIDIA社が展開するGeForceシリーズ一択状態で、高性能なビデカード=nVIDIAという時代が続いてきましたが、CPUの波に乗ってノリノリなAMD社が出した最新のRADEONシリーズが、その性能に肉薄しており、その牙城を少し崩しつつあります。
それぞれ最新のシリーズはGeForceがRTX3000番台シリーズ、RADEONがRX6000番台シリーズとあり、GeForceの各モデル番号に応じたライバル機をAMDが横並びに展開している状況です。
GPUについてはGeForce RTXの3000番台シリーズを選んでいれば動作で困ることは無いかと思いますが、何しろ今はどこにも在庫がありません。
仮想通貨を運用するための基盤を提供してお金を稼ぐというマイニングが流行っており、そのマイニング環境を構築するのに高性能なビデオカードを何枚も購入する人が増えたためです。
正直言って今はかなりプレミア価格になっており、高性能なビデオカードを買うのはおススメできる状況に無いのですが、高負荷な3Dゲームを4K出力で楽しみたいのであれば、GeForce RTX 3070以上のビデオカードを用意した方が良いでしょう。
RADEONの方が若干GeForceに比べて安いのですが、その分やはり若干性能が劣ります。
ただ、AMD社のCPUであるRyzen 3000番台を使用した場合、処理性能が上がる様なので、その場合は選択肢の一つとして検討も良いかと。
ちなみに個人的な意見ですが、GeForceよりもRADEONの方が映像が綺麗だと思います。
同じディスプレイを使っていても分かるぐらいRADEONの方がパキッとした映像に感じました。
VRAMの容量
VRAMとはビデオカードが使用する専用のメモリーのことで、VRAMの容量によって出力できる解像度が決まったり、3Dグラフィック等のテクスチャを展開するのに使用したりと、演算速度にも影響したりします。
CPUに統合されたGPUの場合、メモリーもマザーボードに取り付けられたメモリーをそのまま共有して使うのですが、ビデオカードの場合はビデオカード上に搭載されたものを使用するので、VRAM容量の確認も必要です。
一般的なオフィス用途であれば1~2GB程度のもので十分ですが、3Dゲームをガッツりやりたたいのであれば最低でも4GBは欲しいところです。
ちなみに動画編集ソフトでちょっとしたことをやろうとすると6GBでもVRAMが足りないと警告が出ることがあります。
出力端子
ディスプレイに繋げるための出力端子も確認が必要です。ひと昔前には必ずあったD-SUB15(VGA)やDVI-D等のレガシーな端子は無くなりつつあります。
今はHDMIポートがあれば困ることは無いでしょうが、HDMIポートは一つしか用意されていないことが多く、その代わりDisplayPortを複数用意した製品が多いです。
ユーザーからするとポートの数は逆の方が良いのですが、HDMIには使用権が必要だとかなんだとかで、メーカー側としてはDisplayPortを推しているようです。
DisplayPortの方が高解像で高リフレッシュレートと仕様面での優位性はあるですが、その分ケーブルが太く取り回しが良くないので、私はHDMI接続派です。
ビデカードのサイズ
ビデオカードはどんどん高性能になっていくのに連れ、そのサイズもどんどん肥大化しています。
自作PCを組むにあたっては小型のPCケースなどの場合、奥行きがあまりなかったり、拡張カードスロットのスペースが少なかったりするので、事前に必ずPCケースのサイズを調べて、PCケースに収まるサイズかどうか調べるようにしましょう。
奥行きの制限はビデオカードの長さ(L)、拡張スロットの制限はビデオカードの高さ(H)をチェックしましょう。
GIGABYTE GV-N2060 AORUS 開封レビュー
ここからは購入したビデオカードを紹介します。
購入したのは随分前になり、一世代前のGeForce RTX 2060のものですが、それでもかなり高性能で、それなりに高価な製品です。
▼こちらの製品です。
グラフィックアクセラレータ(GPU) | NVIDIA GeForce RTX 2060 |
コアクロック | 1845 MHz |
VRAMタイプ/容量 | GDDR6/6GB |
メモリクロック | 14140 MHz |
インターフェース | PCI-E 3.0 x 16 |
出力端子 | DisplayPort 1.4 *3 HDMI 2.0b *1 USB Type C *1 |
▼パッケージはこんな感じ。写真より実物はかなり大きく感じます。
▼箱を開けると一層目にマニュアル類やドライバーDVDなどが入った封筒がありました。
▼そして下段の二層目にビデオカード本体が。ケーブル類は特に付属していませんでした。
▼GIGABYTE独自のカードデザイン。少し厨二病っぽいですが結構気にいってます。
▼PCI-Eの端子や出力端子類は全てオレンジ色のカバーが取り付けられていました。
GeForce RTX 2000番台シリーズの特徴として、出力端子にUSB type-Cが用意されているものがあります。これがあるとケーブル一本でモバイルモニターに繋げられて便利。モバイルモニターの電源もtype-Cから供給することが出来ます。
ただ残念なことにUSB type-Cが搭載されたビデオカードは種類が少ないです。
GeForce RTX 3000番台シリーズにおいてはUSB type-Cが不採用となってしまいました。
逆にRADEON RX 6000番台シリーズがUSB type-Cを採用する等、今後どうなっていくは先行き不明な感じです。USB type-Cが搭載されたビデオカードは貴重なものになるかもしれませんね。
▼本体を上から見たところ。AORUSの文字とロゴマークが光ります。
▼本体裏面の大きなAORUSロゴも光ります。
▼Mini-ITXマザーボードに載せてみたイメージ。マザーボードよりもデカい!
マザーボードのSSDヒートシンクにツライチって感じです。
▼マザーボードは以前紹介したASUSのROG STRIX B550-I GAMINGというMini-ITXのものです。
まとめ
今回はビデオカードの選定ポイントの解説と、購入したGIGABYTE GV-N2060 AORUSの開封レビューをお届けしましたが、如何だったでしょうか?
本当はGeForce RTX 3000番台シリーズや、RADEON RX 6000番台シリーズを購入したかったのですが、この品不足で価格が高騰する中で手を出すのは難しい状況でした。
それでもこの製品も十分高性能で、最新のCPUやマザーボードを使うことで更にパフォーマンスが出ることが期待できるで、早く組み上げてベンチマークしてみたいですね。
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
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