【SONY ECM-W2BT】勘違いだらけで購入したSONYの新ワイヤレスマイク実際どうなのか実機レビュー

カメラ/Camera
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ども、モリーです!

SONYから新しいワイヤレスマイク「ECM-W2BT」が発売されまして、うちも発売日当日にゲットしました。

が、

どうも先行レビューを見ていると自分の想定と違ったところが多々あり、あれ失敗したかなと?思ったのですが、SONYストアのキャンセル方法が面倒なのと(笑)、実際どうなのか自分でも試してみないとなという想いで、キャンセルせずそのまま購入してみました。

と言う訳で今回はどんな勘違いポイントが合ったのかという点と、同時に発売されたラベリアマイクの「ECM-LV1」も併せて購入したので、組み合わせによる利便性や音質面の比較など、実機を使ったレビューをお届けします。

ECM-W2BT 本体確認

▼まずはワイヤレスマイク「ECM-W2BT」から見ていきましょう。

▼マイク本体を取り出したところ、受信機と送信機がクリップで合体された形で入っていました。
 持ち運ぶ際に便利ですね。

▼このワイヤレスマイクの特徴はSONYのマルチインターフェイスシューに対応していること。

カメラ側にマルチインターフェイスシューが搭載されていれば、シューに接続するだけでケーブルレスで使えるのですが、ここで勘違いポイントが一つ。

勘違いポイント① 受信機は充電不要だと思っていた

マルチインターフェイスシューは給電も出来るので、受信機は充電不要だと思っていたのですが、マルチインターフェイスシューに接続しても充電が必要です。

恐らくマルチインターフェイスシューの給電能力では電力が足りない為かと思うのですが、受信機をフル充電していても最大連続稼働時間は18時間となります。

18時間も稼働すれば使用上問題無いのですが、充電を気にしないといけないのは嫌なですね。

そして、この充電について勘違いポイントがもう一つ。

勘違いポイント② 充電ポートはUSB type-Cだと思っていた

充電は仕方なしと思ったところで追い打ち掛けてきた勘違いポイントが、充電ポートがMicroUSBという点。SONYのカメラ製品って何故かMicroUSBに執着してますよね。何か契約があるのでしょうか?

α7sIIIや、a7c等でようやくUSB type-Cに対応してきたので、このマイクもtype-Cなんだろうと勝手に勘違いし油断していました。笑

とは言え、type-CにしろMicroUSBにしろ、受信機と送信機を一度に充電できるケーブルが欲しいと思い、こんなもの▼を用意しました。

100均で売られているMicroUSBの二股ケーブルです。これで十分に充電可能だし、ケーブル長も短いので持ち運びに便利。MicroUSBへの不満はこのケーブルで解消出来ました。

▼マルチインターフェイスシューを搭載していないカメラの場合は、受信機側にオ3.5mmオーディオジャックが用意されていて、マイクとカメラをケーブルで接続することで使用することが出来ます。

▼受信機には接続モードと収音モードの切り替えスイッチがあります。

接続モードはデジタルとアナログがあり、デジタル接続出来るカメラは一部のカメラのみとなっています。(2021年3月10日広報発表時点:FX3/α1/α9 II/α7R IV/α7S III/α7Cのみ)

昨年話題となったVlogカメラ「ZV-1」もマルチインターフェイスシューは搭載しているのですが、デジタル入力には対応しておらず、アナログ側に切り替えて使う必要があります。

アナログにすることで、デジタル-アナログ変換が行われるので、多少の音質の劣化があるかもしれませんが、そちらは後述すする音質比較にて比較検証しているのでご覧ください。

もう一つの収音モードの方は、マイクから収音するのを送信機からするのか、それとも受信機からするのか、又は双方ミックスして収音するのか切り替えることが出来ます。

▼と言う訳で受信機側にもマイクが用意されているのですが、ここにも勘違いポイントが。

勘違いポイント③ 受信機のマイク位置がが後ろ向きだと思わなかった

今回このマイクは受信機単体で収音出来るという事で、今まで使っていたSENNHEISER MKE200等の外部マイクに置き換えられるのではと目論んでいたのですが、マイクが後ろ側にあることで指向性がどのようになっているのか気になるところです。

一応、全指向性のマイクとのことなのである程度は収音出来ると思うのですが、この辺も公住つする音質比較にて比較検証を行っているのでご覧ください。

▼送信機はクリップが付いていて胸ポケットなどに挟み込んで装着することが出来ます。

▼送信機に用意されているスイッチは電源オン/オフとアッテネーターです。

アッテネーターは収音レベルを減衰させる機能で音割れ防止に使われます。設定値は0db、10db、20dbとあり、数値が多いほど減衰率が上がりボリュームが下がります。

▼送信機上部にマイクと、外部マイクを接続するための3.5mmオーディオジャックがあります。

▼送信機にはウィンドスクリーンが装着可能で、外部マイクジャックに差し込んで固定します。

▼ウィンドスクリーンを装着したところ。何だかアメリカの某キャラクターみたい。笑

ECM-LV1 本体確認

▼続いてラベリアマイク「ECM-LV1」を見ていきましょう。

▼ピンマイクにしては珍しい形状の横長タイプで左右ステレオで収音可能です。

▼マイク部に回転するクリップが付いていて胸元に取り付けることが出来ます。

▼ECM-LV1にもウィンドスクリーンが付いていてマイク全体を覆うスポンジになっています。

こちらも後述する音質比較でECM-W2BT本体マイクとの音質の差があるか比較検証してるのでご覧ください。

カメラへの接続

では、ECM-W2BTをカメラに接続してみましょう。
今回取り付けるカメラはSONY FX3で、ECM-W2BTのデジタル入力に対応したものです。

▼受信機はカメラのマルチインターフェイスシューにはめるだけ。

▼受信器の接続モードをOFFからDIGITALへ、送信機の電源スイッチをONにそれぞれスライドすると、青いリンクランプが点滅から点灯に切り替わりました。

スイッチオンからリンクランプが点灯するまで1秒程度しかなく、瞬時に繋がります。

今まで使っていたワイヤレスマイク「RODE WIRELESS GO」は受信機、送信機それぞれペアリングを長押しして接続して、さらに受信機とカメラをケーブルで接続してと一手間掛かっていたのに比べると、ECM-W2BTはケーブルレスでの装着からマイク接続までが迅速で、全くストレスを感じません。WIRELESS GOの長押し操作って意外とストレスなんですよね。

これならワイヤレスマイクを使うのに面倒だなと躊躇うことは無さそうです。

▼ちゃんと収音出来ているか確認してみました。

アッテネーターはデフォルトの10dbで、声を張らずに喋ってみましたが、簡単にMAX値を振り切れそうだったので、20dbにして使うことにしました。

音質確認

ここからは色々な方法で収音してみて音質確認していきたいと思います。

▼以前にSONYのショットガンマイク「ECM-GZ1M」を使ってみて音質がイマイチだったという経緯があり、SONY製マイクの音質に少し不安を抱いています。

送信機の音質確認(デジタルモード)

まずはデジタルモードで送信機の音質確認。通常このモードを使用することになるでしょう。

マルチインターフェイスシュー接続時はカメラ側の録音レベルは操作出来ず、マイク側のアッテネーターでのみコントロールできます。

音質は想像以上に鮮明で、声が細くなるような事もなくかなり良い感じです。

今まで使っていたRODE WIRELESS GOも音質が悪いと感じたことは無かったのですが、ECM-W2BTと比べると籠ったように感じました。

送信機の音質確認(アナログモード)

続いて接続モードをアナログに切り替えてみました。

デジタルモードに比べて少しノイズが増えるようですが、傾向としてはデジタルと同じく鮮明で声が細くなることもなく、まずまずの音質。

アナログモードでもRODE WIRELESS GOより音質が良いかと思います。

これであればアナログモードでの接続となるZV-1でも十分使えそうです。

ラベリアマイクECM-LV1の音質確認(デジタルモード)

続いて送信機側にラベリアマイクECM-LV1を接続して確認してみました。

送信機のマイクと比べると、ステレオマイクの影響なのか空間の響きのような環境音が多少含まれるようになりました。

ただ悪い意味ではなく臨場感が増す感じで、その分高音域も拾えるようになったので、音質的にはECM-LV1を装着したものが一番良いと感じました。

受信機の音質確認(デジタルモード)

続いて収音モードを受信機側に切り替えての音質確認です。

指向性も気になったので、カメラの後ろから、横から、前からとそれぞれ収音してみました。

まず音質ついてですが、送信機のマイクよりホワイトノイズが多いようですが音質的には同じ傾向で、デジタル特有のクリアさがあります。

で、気になる指向性については、後ろからの収音レベルが100だとした場合に、横からだと70程度、前からだと30程度というところでしょうか。やはり後ろ側に指向性が強いようです。

実際の音質について

音質についてテキストで言い表すことは難しいのですが、上記の内容踏まえ、他にもRODE WIRELESS GOやSENNHEISER MKE200との音質比較を行った動画がありますので、詳しく知りたい方は動画をご覧頂ければと思います。

▼動画はコチラ。

ワイヤレスの接続性確認

先行レビューを見ていて結構ショックだったのが、ワイヤレスの接続性の悪さです。

その先行レビューでは、広い野原で10歩程離れたところから体を反対向きにすると音声が途絶えていました。

せっかく利便性や音質が良くても、肝心のワイヤレス接続が切れてしまうようでは、安心して使えません。最長200mまで通信出来ると言っていたのは嘘なの!?

勘違いポイント④ ワイヤレスの接続性が向上したのではなかったの!?

これは勘違いと言うより、公式サイトに記載されていたことが嘘だったのかという事ですが、確認しない訳にはいきません。

自分の使い方的に、すごく離れた距離から使うということはなく、車系の撮影も多いので、車を使って遮蔽物がある状態で通信が途切れないか確認することにしました。

▼まずは車をフロント側から撮影し、車のリア側から喋るシーンを想定し検証。

カメラからマイクの位置まで約8mぐらいで、車が遮蔽物となる構図ですが、音声は途絶えることなく収音出来ました。

▼次に車の外から撮影し、ドアを閉めた車の中から喋るシーンを想定し検証。
(こんなシーンは無いと思うけど)

車外と、密閉された車内という遮蔽された状態でしたが、こちらも問題なく通信出来ました。

と言う訳でワイヤレスの接続性については、個人的な用途としては問題なく使えそうです。

風防性能確認

先行レビューで逆に想定以上の効果が期待出来そうなのが、付属するウィンドスクリーンの風防性能でした。こちらも気になったので自分で確かめることにしました。

▼ロケーションとして風の強いところと思い、横浜の大さん橋を選びましたが、凄まじい風でウィンドスクリーン無しでは激しい風切り音で音声が聴き取れないレベル。

ちょっとロケーション選び極端過ぎたかなと思ったのですが、ウィンドスクリーンを装着したところ、風切り音が殆どなくなり、音声が鮮明に聴き取れるようになりました。

いやぁ、この風防性能は驚きのレベル。
このウィンドスクリーンさえ装着していれば風の強さは気にしなくて良さそうです。

▼ついでにラベリアマイクECM-LV1のウィンドスクリーンも試してみました。

ウィンドスクリーンと言ってもモフモフとした毛羽だったものではなく単なるスポンジなので、それほど効果は期待していませんでしたが、多少の風(風速1~2m)ぐらいであれば防げる感じでした。

普段はラベリアマイクを使用して、どうしても強風の中で撮影しなければならない場合は送信機にウィンドスクリーンを付けて撮影するという使い分けが良さそうです。

まとめ

という訳で、今回はSONYの新ワイヤレスマイクECM-W2BTのレビューをお届けしましたが、如何だったでしょうか?

先行レビュー見た時点では色々と勘違いもありテンションが下がってしまいましたが、実際に自分で使ってみて音質や利便性が想像以上に良く、逆にテンションが上がってしまいました。

マルチインターフェイスシューを搭載したカメラをお持ちの方は無条件でおススメします。

ただ注意が必要な点があり、マルチインターフェイスシュー搭載でもデジタル入力に対応していないカメラ、例えばZV-1の場合、受信機の連続稼働が最大3時間となってしまいます。

3時間しか持たないと利用用途的に厳しい人もいるかと思うのでその点はご注意を。

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