【ガンプラ再入門】無料で貰える「1/144 RX-78-2 ガンダム 組立体験会Ver」で素組みに挑戦

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ども、モリーです!

唐突ですが、この度ガンプラを始めとしたホビー系のカテゴリーを新設しました!

昨今のガンプラブームに乗って、雑誌やらYouTube見ていたら刺激を受けてしまい、自分でもやってみよう!となった次第です。テヘ♪

旧キットと言われるガンプラが、売り出された頃にガンプラにハマってたおっさんなんで、もうもう数十年プラモデルから離れていたのですが、あの頃と比べてテクニックもツールも整備されているようです。

旧キットと言われるガンダムのプラモデル

そんなおっさんが今さら「親父のガンプラ入門」と称してガンプラ制作始めていきたいと思います。

で、今回、第一回目のお題は「素組み」でございます!

素組みとは

基本的には塗装や改造をしないでストレートに組み立てたプラモデルの事。

まぁ、いきなり塗装とか改造とかしないで、まずはしっかり説明書通りに組み立てるというところから始めていきたいと思います。

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制作キットの紹介

今回作成するキットは「1/144 RX78の2 ガンダム 組立体験会Ver」でございます。

1/144 RX78の2 ガンダム 組立体験会Verのパッケージ

このキットは、ガンプラのイベントで組立体験会というのをやっていて、その時に無料でもらえるキットです。対象年齢が6歳以上と低年齢層にも対応しており、接着剤不要、塗装不要、ニッパー不要のキットとなっています。

ちなみに、今回このキットは、横浜みなとみらいで開催されたガンダムポート横浜でゲットしました。スタンプラリーの景品として、この組立体験会Verのキットが無料で貰えるので、家族総出で行って3個もゲットしちゃいました。

ガンダムポート横浜で行われたスタンプラリー

スタンプラリー以外にも、色んなグッズやecoplaというキットも貰えるので、結構お得なイベントでした。

色んなグッズやecoplaも貰える
ecopla(エコプラ)とは

商品の一部、もしくは全体にリサイクル素材を使用したプラモデル。
リサイクル等で回収された使用済みランナーを加工して作成される。

キットの中身は、ランナーが2枚。説明書、シールというシンプルな構成。
パーツの密集率が低く切り取りやすくなっています。

内容物は説明書とシール、ランナーが2枚という構成
ランナーとは

プラモデルのパーツの周りを囲んでいる枠状のもの。
パーツに樹脂を行きわたらせるための道であり、パーツ保護の目的も兼ねている。

説明書も低年齢層に合わせて、かなり分かりやすくなってます。

説明書は分かりやすくフルカラーになっている

「素組み」に挑戦

では早速「素組み」をやっていきましょう。
まずは説明書の順番通り、1工程ずつ進めていきます。

説明書の順番通りに組み立て

パーツの切り出しですが、今回は「二度切り」という技法でカットしていきます。

1度目のカットでは、ランナーとパーツの繋ぎめ、これを「ゲート」と言いますが、パーツギリギリを切らないで、ゲートが少し残るぐらいにニッパーでカットします。

使用するニッパーはタミヤ「薄刃ニッパー 74035」です。
薄刃だけど刃が強くて使いやすいってレビューに描かれてました。

まずはゲートを残した状態でカット

1度でカットしないのは「白化」を防ぐためです。
白化というのはプラスチックを曲げたり潰したりすると、その箇所が白くなる現象の事で、普通のニッパーで切り出してもその白化が起きてしまいます。

赤丸部分が白化した状態

この白化を残さない為に、ゲートを少し残し(ゲート自体には白化が起きる)、その後デザインナイフなど切れ味の鋭いツールで残ったゲート部分(ゲート跡と言います)を削っていく感じです。

と言う訳で2度目のカットはデザインナイフでゲート跡を削っていきます。
使用するデザインナイフはタミヤ「モデラーズナイフ PRO 74098」です。

慣れていない為か、またはゲートを残し過ぎた為か、結構力を入れてもデザインナイフでカットし辛いことがありました。

デザインナイフで残ったゲートを削っていく

そこで「切れ味の鋭いニッパー」でゲート処理する方法も試してみました。
使用したニッパーは超有名で超高価なゴッドハンド「アルティメットニッパー」です。

片側にしか刃が無い「片刃ニッパー」と呼ばれるもので、かなりの薄刃で切れ味が鋭い分強度が低く、簡単に刃が掛けたりするので、2度切り専用として使っていこうと思います。

アルティメットニッパーでゲート跡処理

やはりニッパーの方が使い易いのですが、カットする箇所によってはニッパーの刃の厚み分ゲートがどうしても残るようなこともあるので、デザインナイフと併用しながら使うのが良さそうです。

ニッパーで残るゲートはデザインナイフでフォロー

ちなみに関節の軸など、組み立ててしまえば見えなくなる箇所はゲート跡が残っていても構わないので一度でパツンとカットしました。

見えなくなる箇所は手を抜こう

続いて「パーティングライン」の処理です。
パーティングラインというのは、金型の分割ラインのところに出来る線状の突起のことです。

手の甲の部分にパーティングラインが

このパーティングラインをヤスリスティックで削って綺麗にします。
使用するのはウェーブ「ヤスリスティック HARD2 #800」です。

800番は目が細かい方だと思いますが、800番であれば仕上げまでこれ一つで出来るかと思います。

パーティングラインをヤスリスティックで削る

感覚としては消しゴムで消してる感触ですね。
800番だと目が細かすぎたのか中々パーティングラインを消すことが出来ませんでした。
時短するならもっと目の粗い400番ぐらいからヤスリを掛けていき、徐々に目を細かくする方が早そうです。

ちょっとマットな感じになりましたが、パーティングラインは消えました。

パーティングライン処理後

それにしても1/144スケールってこんなにも小さかったかな?
子供の頃はもう少し大きかったイメージがありましたが、最近のガンプラはプロポーションも良くなって小顔になったので、余計そう感じるんでしょうか。
顔の部分なんて手で持ってられないぐらい小さいです。

顔のパーツが小さすぎる

しかも、この顔のパーツにはシールを貼らないといけないのですが、これが至難過ぎる!
老化なのか手が震えて大苦戦しました。

目の部分のシール貼りに大苦戦

ちなみにシールはもう一カ所、股間の部分に連邦軍のVマークにも貼ります。
このVマークの部分は立体になっているので、そのままではシールが浮いちゃいますが、爪楊枝で抑え込みながら貼り付けました。

立体のVマークに沿って爪楊枝で押さえつけ

あとは説明書通り、二度切りの繰り返しでどんどん組み立てて完成です。

完成キットレビュー

では完成した1/144 RX78の2 ガンダム 組立体験会Ver見ていきましょう。

パーツ構成はすごくシンプルでしたが、造形は最近のガンダムっぽくスタイリッシュです。

完成した組立体験会Verのガンダム

アンテナ部分は低年齢向けというこもあって、安全フラッグという形状になっています。

アンテナ部分に安全フラッグ

尖っている部分が危ないということで、旗(フラッグ)状のものがアンテナの先っちょに付いてもので、ガンプラ加工の基本テクニックとしてこれをシャープ化するというのが定番になっています。

色分け

塗装不要というだけあって、素組み状態でもかなりの色再現です。
パーツ数は少ないのにここまで色分け出来ているのは凄いですね。

素組み状態でも色分けが出来ている

腰回りある黄色い四角の突起は、フロント側は別パーツで黄色くなっていますが、リア側は腰装甲と一体化になっており白いまま色分けされていませんでした。

裏側の腰の突起部分は色分けされていない

少し気になるのは足の付け根の部分、シリンダーっぽくディテールされているのが白くなっていることで逆にリアルさが無くなっています。

足のシリンダーのような部分

あと首が青いというのも違和感がありますね。
かつて首の青いガンダムが居ただろうか?

首が青いのが気になる

付属武装

付属武装はビームライフル一つだけです。シールドが無いと何となく寂しいね。

可動範囲

可動範囲はねぇ、、、めちゃめちゃ少ないんですよ。

肩なんか装甲部分と肩関節が一体化され固定されてしまっています。

肩のパーツは関節部分含め一体化されている

よって横方向に全然広がりません。

横方向に腕が広がらない

腰回りの装甲も一体化されているので、股関節に干渉して脚も少ししか動きません。

腰の装甲が干渉して股関節も動かない

肘の曲がる角度は90度ぐらいでしょうか。
一応二重関節になっていますが二重関節にしては可動域が少ないです。

肘の曲がる角度は90度程度

膝の部分も同じく90度程度。

膝の曲がる角度も90度程度

膝の部分も二重関節っぽく見えますが、実は下腿側は刺さるだけなので二重関節では無かったです。

下腿側は刺さるだけ

と言う訳でほぼ棒立ちしか出来ません。
このキットを最高にカッコよくポーズ決めようと思ったらすんと立たせる。

棒立ちしか出来ないガンダム

これだけですね。

合わせ目

合わせ目箇所は、上腕から前腕に掛けて真ん中に一本。

腕パーツの合わせ目

首から方に掛けての前後に一本。

胸パーツの合わせ目

横から見た顔の前後に一本。

顔パーツの合わせ目

後はバックパックで目立たないけど背中にもあります。

背中パーツの合わせ目

大腿部分やアンクルガードにもあるにはあるんですが、合わせ目を内側に寄せることによって、段落ちモールドっぽく見えなくもないので、そのまま残っていても気になりません。

大腿部に内側寄りの合わせ目
段落ちモールドとは

パーツを機械的に見せるディテールアップ加工の一つ。
実際の工業製品にも部品の繋ぎ目に出来るスジをっ表現する技法。

あと下腿部分も横から見ると合わせ目あるのですが、これも段落ちモールドなのかなぁ。

下腿部分は横から見ると合わせ目が

肉抜き穴

肉抜き穴はガンダム自体には足の裏。
これは「こういうデザインだ!」と言い切れなくもないですが、これで地面歩いたら色々目詰まりしそうですね。

足裏に肉抜き穴

足裏ぐらいかなと思っていたら手の部分にもありました。

ハンドパーツの肉抜き穴

あとビックリしたのはビームライフル。

ビームライフルの肉抜き穴

裏から見ると、解体図?と見誤る程の肉抜き状態。
ビームライフルはパーツ1個で成型されているので、こうなっちゃうんですね。

まとめ~今回の学び

と言う訳で今回は「素組み」をお題として二度切りに挑戦してみましたが如何だったでしょうか?
単純にカットして組み立てただけなのに、もうプラモデル作るの下手だなと実感しました。

そんな中でも、やってみて色々気付きもあったので「今回の学び」ということでまとめてみました。

「今回の学び」
  • デザインナイフは立てるな
  • 工具を使い分ける
  • 同じ作業はまとめて行う
  • 作業中も整理整頓

デザインナイフは立てるな

デザインナイフは刃を立てればどんどん深く食い込んでいきます。

デザインナイフで余計な所を削ってしまった

ゲート跡処理しようとして余計な所を傷付けてしまっては本末転倒なので、なるべく刃を寝せてカットするよう注意が必要ですね。

工具を使い分ける

ゲート跡の処理はデザインナイフかアルティメットニッパーか、使い易かった方一つに絞ろうと思っていましたが、実際に作ってみたところ、両方を適材適所で使うのが良いという結論に至りました。

デザインナイフでカットし辛いところは、アルティメットニッパー使って、ニッパーだとゲート跡が残っちゃうところは、デザインナイフでフォローしてみたいに、カットする箇所によって相互に補いながら使い分けていこうと思います。

同じ作業はまとめて行う

今回説明書通りに1工程終わったら次、1工程おわったらい次って感じでやったので、

①ニッパー → ②デザインナイフ → ③ヤスリスティック → ①に戻る

と順繰り順繰りツールを頻繁に持ち替えながら作ったので、すごく時間が掛かりました。

最終的には全パーツ分、使うツール毎に作業するのが一番効率が良いでしょうが、少なくとも部位ごとに、例えば胴体作るなら胴体の工程が終わるまでまとめてカットするとか、パーティングラインの処理は最後にまとめてとか、ある程度まとめてやって効率を上げていこうと思います。

作業中も整理整頓

作業していて一番感じたのは、ランナーとか使い終わったツールって意外と邪魔だなぁと思いました。

ランナーやらツールやら整理しないと作業の邪魔になる

という事で100均に行って色々買い足してきました。

まずはランナーの整理に食器スタンドを使おうと思います。
これにランナー立てれば邪魔にならないし、取り出しもし易くなるかと思います。

食器スタンドをランナー置き場にする

ツールを一時的に仕舞いたい時は、ゴム製のペンスタンドを使おうと思います。
柔らかいゴム製になっているので、使い終わったら気軽ににブチ挿し、次使う時もサッと取り出せて使い勝手が良さそうです。

ツール類は使い終わったらゴム製のペンスタンドに立てる

こういうのは実際やってみて「あぁ、こうなってたらなぁ」と分かるものなので、今後もまずはやってみて、その経験を活かして効率良い環境を少しずつ構築していこうと思います。


今回はこんな感じでしょうか。
ただ「素組み」してみただけなのに実際に経験してみると、やっぱり色々と気付きがあるものですねぇ。

今後も素組みで終わらせることって、結構あると思うんですが、素組みこそね、ゲート跡の処理に気を遣う必要があるので、今後も二度切りのテクニック磨いていきたいと思います。

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