ども、モリーです!
今までワイヤレスイヤホンはAppleのAirPodsシリーズを中心に使ってきたのですが、最近はスマホもタブレットもAndroid端末になったので、ワイヤレスイヤホンもAndroid向けの製品に買い替えることにしました。
もう既にスマホで使うメインのワイヤレスイヤホンは持っているので、サブとしてタブレットで使うコスパの良い製品を探して、SOUNDPEATSのTrueAir2+を購入してみました。
発売開始から半年以上経った製品ですが、今回は何故この製品を選んだのかと言う話と、開封レビューをお届けしたいと思います。
TrueAir2+を選んだ理由
サブのAndroidタブレット用のイヤホンということで、使用用途としては家の中での動画鑑賞がメインとなります。という事で選定条件は下記の様にしました。
選定条件①:アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は不要
まず、家の中で使うという事で、今流行りのアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は特に必要ありません。
最近の高級ワイヤレスイヤホンはANCに力を入れてますが、この条件が不要という事で、まず価格が抑えられた製品が狙えます。
選定条件②:aptXコーデックに対応していること
Android OSの標準オーディオコーデックはaptXを採用しています。
▼最近購入したNEC LAVIE T11も純粋なAndroidタブレットです。
動画鑑賞をメインとして使うので音声遅延は避けたいところ。
aptXコーデックのうち、低遅延機能を備えているのは「aptX LL(Low Latency)」と「aptX Adaptive」になり、どちらかのコーデックに対応していることが必須条件となります。
選定条件③:充電ケースがワイヤレス充電(Qi)に対応していること
▼我が家の充電環境はQiのワイヤレス充電が主流になりつつあります。
ワイヤレス充電はやはり何かと便利です。
今選ぶなら充電ケースがワイヤレス充電に対応しているものを選んでおくべきでしょう。
選定条件④:インナーイヤー型のイヤホンであること
上記の選定条件①~③については、実は今メインに使っているワイヤレスイヤホン「NOBLE Audio FALCON2」でも全て満たしています。
▼ただFALCON2はカナル型のイヤホンで、耳栓をしている様な圧迫感があり長時間使っていると耳が痛くなっています。
外で使う訳では無いので多少緩めでも圧迫感の無いインナーイヤー型のイヤホンが欲しくなりました。
選定条件⑤:コスパが良いこと
家の中でほぼ動画鑑賞にしか使わないものにお金を掛けたくはありません。
上記の選定条件①~④を満たしつつ、出来る限りコスパの良い製品を選びたいところです。
▼と言う訳で今回購入した製品はコチラになります。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は性能の割にコスパが良いメーカーとして有名です。
▼国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2021」でもECコスパ対象を受賞しています。
SOUNDPEATS TrueAir2+の特徴は以下の通りです。
- 音質と低遅延のバランスを取ったaptX Adaptiveコーデックを採用
- 更なる低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
- 14.2mm径の大型ダイナミックドライバーを搭載した迫力のあるサウンド
- ワイヤレス充電(Qi)対応の充電ケース
- 5000円台の販売価格でコスパが高い
もう半年も前に発売開始した製品ですが、これほど条件を満たす製品は他には見つることは出来ませんでした。恐るべしSOUNDPEATS!
なお、今回購入した製品は「TrueAir2+(プラス)」ですが、「+(プラス)」の付かない通常の「TrueAir2」もあります。「TrueAir2+」との違いは下記の通りです。
- オーディオコーデックがAdaptiveの付かないaptX
- 充電器がワイヤレス充電に非対応
- 価格が900円安い
これだけの機能差があって900円しか違わないなら、今買うならTrueAir2+一択ですよね。
製品開封
では、開封していきましょう。
▼まずは充電ケースが出てきました。想像していた以上に小さく軽いです。
▼充電ケースの中にイヤホンが入ってますが、通電しないよう接点部分にシールが貼られています。
最初はこの通電防止シールの存在に気付かず、うまく動作しなかったので焦りました(汗
▼黒く小さな箱の中に充電用のUSBケーブルがありました。
コネクター形状はtype-C to type-Aとなっており、ケーブル長は約20cmとかなり短いです。
▼取扱説明書は各国語対応で、日本語表記もありました。
本体外観確認
では、外観をじっくりチェックしてみましょう。
▼まずは充電ケースですが、充電用USB type-Cポートと、そのすぐ隣に充電ランプがあります。
▼充電中は充電ランプが赤く光ります。
Pixel5のバッテリーシェア機能で試してみましたが、ちゃんと充電されました。
ワイヤレス充電時も視覚的に充電されているかどうか分かります。
▼充電ケースはかなり薄型です。これもインナーイヤー型のイヤホンのメリットですね。
▼イヤホン本体です。AppleのAirPods(Proではない方)にそっくり。
▼棒状のところに充電用の接点端子と、右(R)、左(L)の表記があります。
▼SOUNDPEATSロゴ部分はマルチファンクションボタンになっていてイヤホン操作が出来ます。
マルチファンクションボタンはタッチセンサー形式になっていて、物理ボタンではありません。
イヤホン操作は左右個別に設定されている箇所もあり分かりやすいです。
マルチファンクション操作 | 動作内容 |
---|---|
1回タッチ | 左側:音量下げる/右側:音量上げる |
1.5秒長押し | 左側:曲戻し/右側:曲送り |
2回タッチ | 再生/一時停止 |
3回タッチ(右側) | Siri/Googleアシスタントの起動 |
3回タッチ(左側) | ゲームモードのON/OFF |
6秒長押し | ペアリングのリセット |
マルチファンクション操作 | 動作内容(着信・通話時) |
---|---|
1回タッチ | 左側:音量下げる/右側:音量上げる |
1.5秒長押し | 着信拒否 |
2回タッチ | 着信受信/通話終了 |
2秒長押し | 通話切替 |
ペアリングと再接続の確認
続いてペアリングしてスマホに接続してみましょう。
▼何もペアリングされてない状態でケースからイヤホンを取り出すとペアリングモードになります。
ペアリングモードになると左側のイヤホンのランプが赤・白で点滅し始め、スマホ側から新しいデバイスとして検知されました。
▼スマホ側のBluetooth設定で接続すると赤・白点滅から白点灯に切り替わり接続されます。
▼スマホ側でTrueAir2+のデバイス詳細を確認したところHDオーディオとしてaptXコーデックで接続されていることが確認出来ました。
(補足)Pixel5はaptX Adaptiveには非対応で、aptX HDで接続されていました
レビュー中はGoogle Pixel5にペアリングし、デバイスの詳細でaptXに接続していることを確認しましたが、正確にはAndroid端末の開発者向けオプションを有効にして「Bluetoothオーディオコーデック」から詳細な接続コーデックを確認する必要がありました。
▼Androidタブレット「NEC LAVIE T1195」はapt X Adaptiveに対応してました。
以降、Pixel5を使って音声遅延の動作確認を行っていますが、LAVIE T1195でも同様の動作結果だったことを確認しています。
▼イヤホンの使用が終わったら充電ケースにイヤホンを戻し蓋を閉じます。
イヤホンの電源がオフになり、スマホ上でも接続が解除されました。
▼一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで再接続されます。
装着感、音質、音声遅延の確認
スマホに接続したので、使用感を確認しましょう。
装着感
まずはイヤホンの装着感ですが、やはりインナーイヤー型は付けているとポロっと落としてしまいそうな不安感があります。
▼耳の穴の中に装着する部分は少しザラついたような質感になっていますが、イヤーチップ程の吸着力はありません。
ところが、試しに頭を激しく揺らしても落ちることはありませんでした。
何か落ちそうな不安感はあるものの、結構しっかりホールドされているようです。
ちなきに同様な動きをAirPodsで試すと吹っ飛んで耳から外れてしまいました。
AirPodsは装着部分もツルツルなので、AirPodsよりはホールド能力は高いようです。
音質確認
続いて音楽を再生して音質確認です。
▼使用した曲はmillenium parade x Bellの「U」です。
映画「竜とそばかすの姫」の劇中歌で、オーケストラのような壮大さとロックの様な激しいリズムが織り交ざった曲で、試聴するには持って来いです。
で、音質の方ですが、正直ビビりました。想像以上です!
低音から高音までくっきりと音が表現されていて、クリアなサウンドで音の広がりも感じます。
下手なモニターヘッドホンより音質は上かも。さすがVGP2021金賞受賞製品です。
逆に、低音がズンズン響くドンシャリな音が好みの人には物足りないかもしれませんね。
音声遅延確認
最後に音声遅延確認です。低遅延オーディオコーデックに対応していない製品だと、1秒ぐらいのタイムラグがあって、動画視聴には耐えられません。
▼サウンドハウスがYouTubeに公開している遅延確認ツールで検証してみました。
赤い針がメーターの真ん中赤い部分に重なった時に「チーン」という音が鳴るのですが、寸分違わず音が鳴り音声遅延はありませんでした。
YouTube再生を0.25倍にしてスロー再生してみましたが、それでも大丈夫でした。
本来はゲームモード:OFFの状態では少し遅延を感じて、ONにすることで遅延が無くなりましたと言う結果を想像していたのですが、ゲームモード:OFFの状態でも遅延を感じません。
念のためゲームモードをONにして確認しましたが、結果は同じく遅延は全くありませんでした。
まとめ
と言う訳で今回はSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「TrueAir2+」についてレビューをお届けしましたが如何だったでしょうか?
5000円程度のイヤホンだったので、そこそこの性能と音質だろうと思っていましたが、音質に関してはかなり優秀でした。語彙力無いですが「やばい」レベルです。
それに比べて今まで使っていたNOBLE AudioのFALCON2は、1万円を超える製品ですが、何も再生していない待機状態の時に「キーン」という甲高い金属音のようなノイズが鳴ることがあり、騒音の少ない場所での使用にストレスを感じていました。
音質的にもTrueAir2+に比べて薄い感じがするし、これはもうどっちをメインにしようか迷いましたが、FALCON2はカナル型のイヤホンでホールド感が高く、外での使用はFALCON2の方が良さげです。
タブレットの方は外に持ち歩くことをあまり考えていないので、本来の目的通り、スマホではFALCON2、タブレットではTrueAir2を使っていくことにしました。
いやぁ、それにしてもこの製品、発売開始から半年以上経ってますが「ヤバい」です。
▼今回紹介した製品はこちら!
▼動画もあります。是非ご覧ください!
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